少年とサプライズ対面、始球式で捕手に

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は16日（日本時間17日）、本拠地レッズ戦で病気と闘う少年にサプライズで対面した。始球式とスイートルームでの観戦もプレゼント。始球式では捕手としてボールを受けた。

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　背番号「17」のユニホームをまとったアルベルト君がマウンドに立つと、捕手として現れたのは大谷だった。低めに大きく外れた球を体を伸ばして止めると、マウンドに歩み寄り、笑顔で握手。記念写真にも納まった。本拠地は歓声と拍手に包まれた。

　試合前にも2人は対面。ドジャース公式Xは「アルベルトとショウヘイが一生忘れることはない時間」と動画付きで交流を紹介した。動画内では記者会見場に座るアルベルトくんが、突然の大谷登場に目を丸くしてビックリ。大谷はユニホームにサインを入れて手渡し、英語で「今日は来てくれてありがとう」「準備はできてる？」と話しかけた。

「きょう始球式をするんだよ。OK？」と続けると、アルベルトくんはここで初めて知ったのか息をのんでいた。大谷との遭遇を「最初に、何て大きいんだろうって思いました」「30秒くらい息が止まった」と笑顔で振り返っていた。