モンペリエMFサンビア、1部初ゴールを圧巻ゴラッソでマーク

　海外サッカーのフランス1部リーグ・アンで絶品の“縦回転FK弾”が炸裂した。GKが反応し切れない軌道を描いた圧巻のゴラッソに敵地も沈黙。1部リーグ初ゴールとなった22歳MFが一撃で鮮烈なインパクトを残した。

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　美しい“縦回転FK”を炸裂させたのは、モンペリエMFジュニオール・サンビアだ。26日（日本時間27日）のトゥールーズ戦だった。2-0とリードして迎えた後半アディショナルタイム。ゴール前右25メートルの位置で得たFKだった。

　キッカーに立ったのはサンビア。主審の笛とともに勢い良く助走を切ると、右足のインサイドで押し出すようにボールを蹴った。すると、壁を越えたボールは直後、ぐっと沈みゴール右隅へ。飛びついたGKの先でゴールポストをかすめ、そのまま吸い込まれた。圧巻の一撃に沈黙する敵地。1部リーグ初得点を決めた背番号6は仲間にもみくちゃにされながら感情を爆発させた。

　美しかったのは、ボールの回転方向。カーブをかける通常の横回転ではなく、綺麗に縦回転してストレートでボールが落ちている。意表を突いた軌道にGKもあと一歩反応し切れなかった。サンビアは2部で実績を積み、今季から1部のモンペリエに加入。初めてのリーグ・アンでプレーしているが、嬉しい移籍後初ゴールを圧巻のゴラッソで飾ってみせた。

　まだ代表歴はなく世界的には無名の22歳。しかし、3-0快勝に導いたサンビアは今季ブレイクを果たせるか。