走った錦織、右手一本の“疾走パッシングショット”に実況感嘆「なんと華麗な!」
男子テニスのエルステバンク・オープンは28日、シングルス決勝で世界ランク11位の錦織圭(日清食品)が同8位のケビン・アンダーソン(南アフリカ)に3-6、6-7で敗戦。2年8か月ぶりのツアーVはわずかに届かなかったが、第2セットには爆発的なスピードからパッシングショットを炸裂させた。ATP公式中継サイト「テニスTV」が動画付きで「燃えるスピード!」と賛辞を送り、実況アナも「なんと華麗な!」と感嘆の声を上げている。
決勝敗戦もらしさ見せた錦織、猛スプリントに賛辞「燃えるスピード!」
男子テニスのエルステバンク・オープンは28日、シングルス決勝で世界ランク11位の錦織圭(日清食品)が同8位のケビン・アンダーソン(南アフリカ)に3-6、6-7で敗戦。2年8か月ぶりのツアーVはわずかに届かなかったが、第2セットには爆発的なスピードからパッシングショットを炸裂させた。ATP公式中継サイト「テニスTV」が動画付きで「燃えるスピード!」と賛辞を送り、実況アナも「なんと華麗な!」と感嘆の声を上げている。
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らしさは存分に見せた。第2セット第9ゲーム、錦織のサービスからストローク戦となった。錦織はスライスショットで変化をつけると、アンダーソンもこれをさらにスライスで返し、一気に前進。ネットプレーに出た。すると、錦織のバックハンドに対し、待ってましたといわんばかりの絶妙なショットをネット際に落とした。しかし、次の瞬間だ。
錦織はボールに向かって猛然とダッシュ。抜群のスピードで間一髪で追いついて右手一本で拾い上げ、アンダーソンの脇を抜き、ポイントを奪ってみせたのだ。これには錦織も右手でガッツポーズを炸裂。ウィーンのファンも大きな喝采を送り、躍動した日本のエースを称えていた。
「テニスTV」公式ツイッターは「燃えるスピード! ブレークポイントを守るために錦織がウィーンのコートを覆う #エルステバンク・オープン」とつづって動画付きで公開。実況アナは「なんと華麗な!」と感嘆の声を上げると「上手く落として大きなポイントを取った」と唸るしかない様子だった。
このセットを接戦の末に落とし、試合に敗れた錦織。しかし、シーズン最終盤になって状態を上げてきているのは間違いない。ATPファイナル進出へ、次なる戦いパリ・マスターズで再び、快進撃を狙う。
(THE ANSWER編集部)