大谷翔平が「2番・DH」で先発

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は10日（日本時間11日）、敵地パドレス戦に「2番・DH」で先発し、相手野手と交錯する場面が生まれた。第3打席に一塁へのゴロの間に激走。相手一塁手と競走になり、大谷の手がぶつかった。敵地実況席は「痛めたんじゃないか」と指摘している。

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　あわや衝突の場面だった。0-1の6回先頭。大谷は一塁へゴロを放ち、激走した。内野安打か、アウトか。相手一塁手クロネンワースと競走になり、一塁を駆け抜ける際に大谷の手が少し接触したようだ。結果はアウト。大谷は苦悶の表情を浮かべながらも相手を気遣うように手を上げた。

　互いの全力プレーだから生まれたシーン。昨秋に手術しただけに心配される中、パドレス側放送局の実況ドン・オルシーロ氏は「手を痛めたんじゃないか。手を振るようにして帰っていった」と指摘。「どれぐらい近かったか見てみよう。ジェイク（クロネンワース）はギアを上げて投げなければならなかった」と伝えた。

　解説のマーク・グラント氏も「ああ、まさに塁に向けてレースだ」としている。しかし、大谷は0-1の8回無死一塁の第4打席で松井裕樹から左中間を破る二塁打でチャンス拡大。大事には至らなかったようだ。