[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

大谷翔平、DH専任なのに驚異のWAR“10超え”ペース、期待される史上初の偉業「これは恐ろしい」

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は24日(日本時間25日)、敵地ナショナルズ戦に「2番・DH」で先発出場。6打数3安打2打点で11-2の勝利に貢献した。打率は.371に上昇。OPS1.128、長打率.695など様々な打撃指標でメジャートップに立っている。DH専任には不利とされるセイバーメトリクスの指標「WAR」でも驚異的な数字を残しており、日米ファンに衝撃を与えている。

9回に左中間フェンス直撃の適時二塁打を放ったドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】
9回に左中間フェンス直撃の適時二塁打を放ったドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

ファングラフス算出のWAR1.6はメジャー2位タイ

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は24日(日本時間25日)、敵地ナショナルズ戦に「2番・DH」で先発出場。6打数3安打2打点で11-2の勝利に貢献した。打率は.371に上昇。OPS1.128、長打率.695など様々な打撃指標でメジャートップに立っている。DH専任には不利とされるセイバーメトリクスの指標「WAR」でも驚異的な数字を残しており、日米ファンに衝撃を与えている。

 大谷のバットが勢いに乗っている。打率.371、OPS1.128、長打率.695はメジャートップ。39安打、14二塁打、21長打、73塁打も両リーグ最多だ。圧倒的な打撃がチームにもたらす貢献度は、控えレベルの選手の出場時と比較してどれだけチームの勝利を増やしたかを表すセイバーメトリクスの指標「WAR」でも顕著だ。

 米データサイト「ファングラフス」算出の数字は1.6。同僚のベッツ(1.9)に次ぐ2位タイの数字だ。米データサイト「ベースボール・リファレンス」は1.7と算出。こちらは5位タイとなっている。大谷の上位にいるのはベッツやロイヤルズのウィットJr.など二遊間を主に守る選手が中心。守備での貢献度が加算される選手と違い、DH専任の大谷は打者成績しか加味されないため不利と言える。

 DH専任の歴代最高WARは、MLB公式サイトによると95年にマリナーズのエドガー・マルティネスが記録した7.0(ベースボール・リファレンス算出)だ。大谷がMVPを受賞した21年と23年はそれぞれ8.9、9.9(同算出)をマーク。両リーグトップの数値だったが、そのうち21年は4.1、23年は3.9が投手としての加算だった。しかし、今季は投手なしでもシーズン換算で10.6近い数値を叩き出している。

 1973年にDH制度が導入されて以降、DH専任でMVPに輝いた選手はおらず、大谷には史上初の偉業達成が期待される。X上の日本人ファンも「WARも10を超えるペース。DH専門でこれは恐ろしい」「DHの歴代最高WARが1995年エドマルの7.0らしいからやばすぎる」と注目。米ファンからも「オオタニは守備に就いてさえいないのに(フアン)ソトよりWARが高い」などと驚きの声が上がっている。

(THE ANSWER編集部)


W-ANS ACADEMY

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA Jleague
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集