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大谷翔平が首位打者を狙えるワケ 米国代表監督が注目促した“動き”「みんながやってることでは…」

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は22日(日本時間23日)時点で打率(.368)、安打(35)、二塁打(11)で両リーグトップに立っている。昨年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で米国代表監督を務めたマーク・デローサ氏がMLB専門局の番組に出演し、渡米直後からの大谷の進化を解説。「いかにシンプルな動きか見てください」と美しい打撃フォームを解析している。

ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

WBC米国代表のマーク・デローサ監督が力説

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は22日(日本時間23日)時点で打率(.368)、安打(35)、二塁打(11)で両リーグトップに立っている。昨年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で米国代表監督を務めたマーク・デローサ氏がMLB専門局の番組に出演し、渡米直後からの大谷の進化を解説。「いかにシンプルな動きか見てください」と美しい打撃フォームを解析している。

 昨季、日本人初の本塁打王に輝いた大谷が打率でも首位に立った。まだ24試合が終わったところだが、両リーグトップの.368をマーク。安打、二塁打も両リーグ最多だ。米MLB専門局「MLBネットワーク」公式YouTubeチャンネルは「ショウヘイのスイング:スイートでシンプル」と題する解説動画を公開。デローサ氏が大谷の打撃フォームを分析した。

 同氏は「今誰が首位打者だと思う?」と共演者に質問。大谷がトップであることを示す画像がモニターに映し出されると、スタジオからは「何だって?」「知らなかった」と驚きの声が上がった。同氏は「映像を見ていて気付いたことがあります」として、大谷が左投手と対峙するときは、右投手の時と比較して少しオープンスタンスになっていることを指摘した。

 さらに、三塁側から大谷の打席を収めた映像を使用し「いかにシンプルな動きか見てください」と力説した。2018年にメジャー移籍した当初は右足を挙げてタイミングを取っていたが、今はかかとを少し浮かせているだけ。この時に「彼が腰をどうしているか分かりますか? みんながやっていることではありません」と注目を促した。

「この体勢に入った時、彼は腰を内側に入れています。デビッド・ライトがかつて非常に上手にやっていました」。メッツ一筋14年間で1777安打を記録した名選手を引き合いに出し、「腰を使ってひねりを生み出し、ボールに向かって後ろの腰を解放しています」と解説。「なぜこの男が首位打者になる可能性があるかと言えば、最小限の動きでパワーを生み出せているからです」と結論付けた。

(THE ANSWER編集部)

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