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「現在のサイ・ヤング賞最有力候補だ」 防御率0.84&3勝目、今永昇太の米メディア評価が上昇一途

米大リーグ・カブスの今永昇太投手が20日(日本時間21日)、本拠地でマーリンズとのダブルヘッダー第2戦に先発し、6回5安打3失点(自責2)の好投で無傷の3連勝を飾った。今季4試合目の登板で初の自責点を許したものの、防御率0.84。米メディアからも「現在サイ・ヤング賞の最有力候補だ」「現在球界で最も支配的な投手だ」との声が上がるなど、評価は高まる一方だ。

マーリンズ戦で先発したカブスの今永昇太【写真:ロイター】
マーリンズ戦で先発したカブスの今永昇太【写真:ロイター】

マーリンズ戦で3勝目

 米大リーグ・カブスの今永昇太投手が20日(日本時間21日)、本拠地でマーリンズとのダブルヘッダー第2戦に先発し、6回5安打3失点(自責2)の好投で無傷の3連勝を飾った。今季4試合目の登板で初の自責点を許したものの、防御率0.84。米メディアからも「現在サイ・ヤング賞の最有力候補だ」「現在球界で最も支配的な投手だ」との声が上がるなど、評価は高まる一方だ。

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 今永は初回を三者凡退。コディ・ベリンジャーの右中間ソロで援護をもらうと、2回も1安打を許しながらゼロを並べた。3回も3人で仕留めたが、1死から内野ゴロを遊撃手がエラー。なおも1死一塁から同点の左翼線二塁打を許したが、自責はつかず。しかし、続く5番ジャズ・チザムに勝ち越しの右前適時打を浴び、自責がついた。後続を併殺打に打ち取り、4回を切り抜けた。5回に本塁打で1点追加されたものの、味方が6回に一挙3点で逆転し、3勝目が転がり込んだ。

 米イリノイ州地元放送局「マーキー・スポーツ・ネットワーク」で試合後に放送された会見で、カウンセル監督は「ショウタはいい投球をしていたと思う」と評価。「ダブルヘッダーの2試合目で6回まで投げる良い仕事をしていた。それは素晴らしいことだ」と高い集中力で仕事をこなした左腕を褒めた。

 さらに、X上では米メディアからも称賛が相次いでいる。MLB公式はデビューから18イニング連続自責なしだったことを伝え、「ショウタ・イマナガはメジャーリーグのキャリアを傑出した期間でスタートさせた」と評価した。

 地元シカゴのスポーツ専門メディア「CHGO」のジャレッド・ウィリス記者は最初の4先発で21回1/3、21奪三振、2四球、自責2、防御率0.84というスタッツを伝え、「現在球界で最も支配的な投手だ」と手放しで絶賛した。「Forgotten Nine」という野球書籍も執筆しているデビッド・D・チャップマン氏は「3勝0敗、防御率0.84で、ショウタ・イマナガは現在ナ・リーグのサイ・ヤング賞の最有力候補にあるに違いない」との声を上げている。

 この日の試合前、MLB公式サイトのサラ・ラングス記者はXで「1913年に両リーグで自責が公式記録になって以来、4先発連続で自責ゼロでキャリアをスタートさせた投手はいない」と紹介。今永がメジャー史上初の大記録をかけて登板することを伝えていた。大記録はならなかったものの、インパクト十分の投球が続いている。

(THE ANSWER編集部)


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