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「神技」背面ショットのクエバス、4強敗退 世界が絶賛した奇跡打の“神通力”及ばず

テニスのマドリード・オープンは14日、男子シングルス準決勝が行われ、奇跡の背面ショットを披露して勝ち上がった世界ランキング27位パブロ・クエバス(ウルグアイ)は第8シードの同9位ドミニク・ティエム(オーストリア)にストレートで敗退。準々決勝で「神技」の驚嘆ショットを披露し、大会公式ツイッターでは動画付きで「ショット・オブ・ザ・イヤー」と大絶賛された“神通力”は及ばず、4強で涙をのんだ。

クエバス準決敗退、前日に背面ショットで「ショットオブザイヤー」と大絶賛

 テニスのマドリード・オープンは14日、男子シングルス準決勝が行われ、奇跡の背面ショットを披露して勝ち上がった世界ランキング27位パブロ・クエバス(ウルグアイ)は第8シードの同9位ドミニク・ティエム(オーストリア)にストレートで敗退。準々決勝で「神技」の驚嘆ショットを披露し、大会公式ツイッターでは動画付きで「ショット・オブ・ザ・イヤー」と大絶賛された“神通力”は及ばず、4強で涙をのんだ。

 驚嘆ショットで世界に称賛されたウルグアイ人の快進撃は、セミファイナルで止まった。クエバスはティエムに4-6、4-6で敗戦。決勝の舞台に立つことはできなかった。

 前日13日、ミラクルショットで一躍、話題となった。

 ズベレフ戦の第2セット、ネット際でズベレフから後方へ山なりのショットを受け、懸命のターンで猛ダッシュした。ベースラインを大きく越えたところで追いつき、ネットに背を向けた状態で、ラケットを空の前から後ろに向かって一閃。ノールックで放たれたショットはクロス気味に相手のサイドライン際に入った。

 ネット際に前進していたズベレフは意表を突いた神がかり的なショットに一歩も反応することができず。クエバスはボールの行方を確認すると、ネットに背を向けたまま、左手でガッツポーズを作った。ミラクルショットを目撃したファンは総立ち。スタンディングオベーションで称賛の拍手を送るばかりだった。

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