大谷翔平の異次元3号 敵味方関係なく投手に刻まれた衝撃の記憶「彼はストロング」「味方で嬉しい」
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は8日(日本時間9日)、敵地ツインズ戦に「2番・DH」で出場し、7回に今季3号ソロを放つなど5打数3安打1打点の活躍を見せた。逆方向に放った異次元の一発は敵投手だけでなく、自軍投手にも衝撃を与えた。
ツインズ戦に「2番・DH」で出場
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は8日(日本時間9日)、敵地ツインズ戦に「2番・DH」で出場し、7回に今季3号ソロを放つなど5打数3安打1打点の活躍を見せた。逆方向に放った異次元の一発は敵投手だけでなく、自軍投手にも衝撃を与えた。
信じがたい一発だった。7回2死走者なしの場面、大谷は元広島の右腕のジェイ・ジャクソン投手と対戦し、真ん中速球を逆方向へ持っていった。高々と上がった打球は左翼席に届く3号ソロ。打球速度106.9マイル(約172キロ)、飛距離376フィート(約115メートル)の一発にスタンドがどよめく中、ホームインした大谷は笑顔で同僚に祝福された。
この一発は、投手にとって衝撃的だったようだ。米ミネソタ州地元紙「パイオニア・プレス」はツインズのジェイ・ジャクソン投手のコメントを紹介。「彼は誰にも負けないくらいストロングだ。あのボールが越えていって、僕は驚いたよ」と語ったという。
一方で、今季ド軍入りした大谷の同僚ジェームズ・パクストン投手も驚くばかり。米カリフォルニア州地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の公式Xが公開したインタビュー動画で「見ていて本当に素晴らしいよ。彼が芯でボールを捉えたら、それは105マイル(約169キロ)以上で飛んでいく。彼が味方にいて嬉しいよ」と話した。敵味方の違いはあれ、投手にとっては規格外の当たりとして記憶に刻まれることになったようだ。
大谷はこの試合で二塁打2本を含む3安打。自己最長の5戦連続マルチ安打とし、打率は.345、OPSも1.056まで上昇した。通算本塁打数はヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏が持つ日本人選手最多記録「175本」にあと1本に迫った。
(THE ANSWER編集部)