「もうF1でタイヤの壁はあまり…」 日本GPで0周リタイア、アルボンが接触マシンのダメージ懸念
自動車レースのF1日本グランプリ(GP)は7日、三重・鈴鹿サーキットで決勝が行われた。スタート直後にRBのリカルド、ウィリアムズのアルボンが接触から離脱。赤旗が出された。F1公式サイトは両者のコメントを紹介。アルボンは「タフなものだった」と振り返り、マシンのダメージを懸念している。
F1日本GP
自動車レースのF1日本グランプリ(GP)は7日、三重・鈴鹿サーキットで決勝が行われた。スタート直後にRBのリカルド、ウィリアムズのアルボンが接触から離脱。赤旗が出された。F1公式サイトは両者のコメントを紹介。アルボンは「タフなものだった」と振り返り、マシンのダメージを懸念している。
スタート直後に波乱の展開が待っていた。ターン2、リカルドの右リアタイヤが外にいたアルボンと接触。両者とも制御を失い、クラッシュで0周リタイアとなってしまった。最後はバリアーに衝突して止まったが、2人は無事だった。
F1公式サイトが掲載した「リカルドとアルボンが鈴鹿での1周目のクラッシュについて見解を述べる、スチュワードはさらなる措置を取らないことを選択」との見出しの記事の中で、アルボンは「私は素晴らしいスタートを切ったが、明らかにミディアムタイア(のドライバー)よりも少し良かったと思う。ターン2から出たとき、いいトラクションがあった。そしてそれで終わりだった」と振り返っている。
リカルドとの接触については「ダニエルが私を見たとは思わない。あれは少し身を切るような瞬間だった。手を引こうとしたが、十分に素早く避けることができなかった。タフなものだった」と自身の不運を嘆き、「パーツや車の全体的なダメージから、チームとして私たちは明らかに素晴らしいポジションにはいない」とウィリアムズとしても痛手であるとした。
アルボンは「正直に言って、大きなクラッシュというわけではなかった」としているが、バリアーに突っ込んだことでのダメージを懸念している様子。「壁への当たり方は……あれはタイヤの壁だった。もうF1ではタイヤの壁はあまりない。タイヤが車の下に入って、車を引き裂いた。だから、車はなかなかのスピードからあっという間にゼロになった。私はただただ心配している。タイヤの下だったからあまりよく見られていないが、大丈夫であることを願っている」とコメントしている。
(THE ANSWER編集部)