水原氏の賭博問題、送金に使われた大谷の“法的な名前” 情報掴んだESPN記者「すぐ掘り下げた」
米大リーグ・ドジャースに所属する大谷翔平投手の通訳を務めてきた水原一平氏は、複数の米国メディアから違法賭博に関与した疑いが報じられている。水原氏のインタビューを掲載するなど、独自報道を出してきた米スポーツ専門局「ESPN」の担当記者が番組出演。「数か月前」から始まったという調査の過程や、「Otani」と記載された送金履歴を発見したときのことなどを明かしている。
水原一平元通訳の違法賭博疑惑を追及する米記者が証言
米大リーグ・ドジャースに所属する大谷翔平投手の通訳を務めてきた水原一平氏は、複数の米国メディアから違法賭博に関与した疑いが報じられている。水原氏のインタビューを掲載するなど、独自報道を出してきた米スポーツ専門局「ESPN」の担当記者が番組出演。「数か月前」から始まったという調査の過程や、「Otani」と記載された送金履歴を発見したときのことなどを明かしている。
水原氏に関する疑惑を追及しているESPNのティシャ・トンプソン記者が米ストリーミングサービス「Rokuチャンネル」の番組「ザ・リッチ・エイゼン・ショー」にゲスト出演し、インタビューに応じた。「ショウヘイ・オオタニとその通訳に何かあるかもしれないと最初に掴んだのはいつ?」と問われると「数か月前です」と回答。「1月には電信送金があったことを知っていました」と続けた。
司会のリッチ・エイゼン氏は「オオタニの名前が入っている書類か何かを手にしたのはいつ? OHTANIのスペルから『H』が抜けていたんですよね?」と質問。同記者は「その通りです。それぞれ50万ドルの電信送金が2つありました。1つは昨年9月、もう1つは10月です。ともに送り手の銀行口座として『ショウヘイ・オオタニ』とありました。その名前には『H』はありませんでした」と回答した。
ユニホームなどに記載される「Ohtani」ではなく「Otani」という綴りが使用されていたため、同記者は「彼がその名前を使用しているのかすぐに掘り下げた」という。その結果、水原氏を含む複数の情報源から、「Otani」という綴りは大谷がパスポートや運転免許証、そして銀行口座などに使っている「法的な名前」だという情報を得たと明かした。
エイゼン氏から「それは信憑性を高めますね」と投げかけられた同記者は、「確実に言えることは、ショウヘイ・オオタニの名前が電信送金にあったこと」とし、「今問題なのはもちろん、誰がそれを送ったのかということ。それが問題です」と強調した。
(THE ANSWER編集部)