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大敗で年間“1782失点ペース”のエンゼルス 大量失点招いたレンドン失策を監督擁護「試合の一部だ」

米大リーグ・エンゼルスは28日(日本時間29日)、敵地で臨んだオリオールズとの開幕戦で3-11と大敗した。初回にマイク・トラウト外野手の先制ソロが飛び出したものの、先発パトリック・サンドバル投手が2回途中5失点と炎上。その後も失点を重ねて黒星発進となった。まだたった1試合とはいえ“年間1782失点ペース”の炎上のきっかけを作ったお騒がせ男に注目が集まる中、監督は「試合の一部だ」と擁護している。

エンゼルスのアンソニー・レンドン【写真:ロイター】
エンゼルスのアンソニー・レンドン【写真:ロイター】

敵地オリオールズ戦

 米大リーグ・エンゼルスは28日(日本時間29日)、敵地で臨んだオリオールズとの開幕戦で3-11と大敗した。初回にマイク・トラウト外野手の先制ソロが飛び出したものの、先発パトリック・サンドバル投手が2回途中5失点と炎上。その後も失点を重ねて黒星発進となった。まだたった1試合とはいえ“年間1782失点ペース”の炎上のきっかけを作ったお騒がせ男に注目が集まる中、監督は「試合の一部だ」と擁護している。

 初回、エンゼルスはトラウトの今季1号ソロで幸先よく先制。しかしその裏、サンドバルがいきなり無死満塁のピンチからあっさり逆転を許すと、2回には三塁手レンドンのエラーからピンチを招いて3失点し、サンドバルは降板となった。投手陣は7回までに11失点を喫する一方で、打線はトラウトの本塁打以降は沈黙し、7回まで1安打に抑えられる展開。相手の失策で2点を返すも、結局2安打に封じられて大敗を喫した。

 試合後、地元放送局「バリースポーツ・ウエスト」の公式X(旧ツイッター)はロン・ワシントン監督のインタビュー動画を公開。指揮官は2回の守備の場面について問われると「どの守備の話をしているんだ? あのエラー……」と返し、「エラーと、決めることができたかもしれないいくつかのプレーのことです」と念押しされると「それを説明してくれないといけない。唯一私が見たのは……」とレンドンのエラーについて、のらりくらりとかわした。

 失点のきっかけとなったと言っていいエラーだったが、ワシントン監督は「彼らはそこから2得点を挙げた。しかし、あれは試合の(勝敗を決めた)要因ではなかった。我々が良いピッチングをしなかったことと、十分な得点を取れなかったことが要因だった」とあくまで敗因は投手陣が踏ん張れなかったことと、打撃が振るわなかったことだと分析。「エラーをするのは試合の一部だ」とレンドンのプレーへの言及を避けた。

 レンドンは2020年から7年2億4500万ドル(約362億6000万円)の契約でエンゼルス入りしたものの、毎年のように怪我による欠場を繰り返し、4年間でたった200試合にしか出場していない。しかも今年に入り「試合が多すぎる」といった発言や、キャンプ初日に「野球は仕事」「最優先事項ではない」「朝7時に君たちと話したくない」といった発言をしたことが米メディアで報じられるなど、物議を醸していた。

(THE ANSWER編集部)


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