水原氏の騒動、大谷翔平の声明に米殿堂コラムニスト「合点がいかない」 指摘した違和感「勝者はいない」
「ミズハラは破滅し、オオタニは汚され…」
「ミズハラが、オオタニ、彼の税理士、銀行、もしくは誰かに紛失を気づかれることなく、少なくとも450万ドルの窃盗を首謀できたという考えに違和感を覚える」。さらに「いかなる胴元であっても、一般的なギャンブラーに450万ドルの借金をさせ、返済金が盗まれたものではないと確認せずに回収するという考えにも、私は懐疑的だ」という疑問も生じているようだ。
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そして、米スポーツ専門局「ESPN」が開幕戦の半日前に水原氏へ行った「大谷と一緒に、大谷のコンピューターで振り込みを行った」というインタビューの内容を、水原氏があっという間に撤回したことにも違和感があるという。
「何より、ミズハラがあるインタビューでオオタニが承認した支払いについて、実にもっともらしい説明をし、その後に嘘つきと言われてオオタニの代理人から窃盗で告訴されたことが、私には信じられない」「辻褄が合わないのだ。それに加え、オオタニの危機管理チームが、辻褄が合っていないことに気づかなかったことにも驚きだ」
今回の騒動の責任の一端は、大谷の代理人を務めるネズ・バレロ氏にもあるという。「もしオオタニが本当に通訳に金を盗まれたと感じ、金の紛失に本当に気づいていなかったとすれば、彼を守るために雇用されている男を解雇するべきではないのか?」と疑問を投げかけている。
最後に、大リーグ機構が大谷と水原氏の調査に乗り出すことに触れ「しかし、ミズハラは破滅し、オオタニは汚され、真実が明らかになるまで数か月もかかる可能性がある」「ここに勝者はいない。日本で『kanpeki na hito(完璧な人)』として知られていた男を取り巻く悲しい皮肉のみだ」と、わずか1週間ほどで噴出した大問題を嘆く言葉で結ばれている。
(THE ANSWER編集部)