「完敗です」 張本智和、31歳元中国代表に0-3敗戦でV2ならず「緊張して手が動かなかった」【卓球Tリーグファイナル】
今季の男子は6チーム制、張本「リーグの活性化にとっていいこと」
今季の男子は6チーム制で実施。上位3チームがプレーオフに進出し、レギュラーシーズン2位と3位による準決勝が初めて行われた。張本は「チームが増えたのはいいこと。活躍する選手が増える。去年は3位にはファイナル出場権が与えられない。来年は僕らが滑りこむ立ち場かもしれないし、リーグ全体の活性化にとっていいことだと思います」と歓迎した。
自身は2月の世界卓球団体戦(韓国)でエースとして活躍。ベスト8でパリ五輪団体出場権の獲得に貢献したが、11連覇した中国に8強で敗れた。前週はシンガポールスマッシュに出場。国際大会の転戦する合間にTリーグにも出場した。夏にはパリ五輪が迫る。
「今日のプレーだけを見ればなす術ない。でも、相手はTリーグに専念していて、こちらは海外の大会にも出ている状況。そう悲観的になることではないと思います。ただ、万全ではなくてもその中で勝ち切るのが大事。全てを受け止めるのではなく、全てを忘れるのでもなく、要所の課題にしっかり対策していきたい」
23日の決勝では、初優勝を狙う岡山と2季ぶりVの懸かる今季1位・木下マイスター東京が対戦する。
◇張一博監督
「一番難しいダブルスで勝って、シングルスで3点(勝)を獲られるとは思わなかった。反省しています。本当に岡山さんはシングルスの調子がよくて、反省するしかないですね。(張本とヤンは)初対戦。なぜ張本を当てたかというと、ずっと国際大会で右利きとの対戦が多くて、今日もそのまま右がいいと思った。ヤン選手は凄くテンポが速くて、最初から最後まで緩めなあった。あんな速いテンポでどこかでミスが出ると思ったけど、凄かった。
智和も準備はしていたけど、あんなにグイグイ来るとは思わなかった。我慢していたけど、最後まで速かった。智和は五輪もある。今、負けたことは逆にいいことだと思う。五輪で同じミスをしないようにできるので。国際大会の間にTリーグに出てくれた。負けたからといって全て終わるわけじゃない。この速さにどうやって対処するか。決して悪いことではない」
(THE ANSWER編集部)