ジャンボ門下生の20歳小林夢果が-8単独首位発進 好スタートの秘訣は新ドライバー「最後に1球だけ…」
女子ゴルフの国内ツアー・アクサレディスが22日、宮崎県・UMKカントリークラブ(6545ヤード、パー72)で開幕し、初日1イーグル、7バーディー、1ボギーの64で回った小林夢果(ヨコハマタイヤジャパン)が8アンダーで単独首位発進した。今季は開幕から2戦連続予選落ちし、第3戦だった前週のVポイント×ENEOSでは38位。ツアー未勝利の20歳は飛躍の理由に新しくしたドライバーを挙げた。1打差の2位には小滝水音、臼井麗香、さらに1打差の4位に山下美夢有が続いている。
アクサレディスが開幕
女子ゴルフの国内ツアー・アクサレディスが22日、宮崎県・UMKカントリークラブ(6545ヤード、パー72)で開幕し、初日1イーグル、7バーディー、1ボギーの64で回った小林夢果(ヨコハマタイヤジャパン)が8アンダーで単独首位発進した。今季は開幕から2戦連続予選落ちし、第3戦だった前週のVポイント×ENEOSでは38位。ツアー未勝利の20歳は飛躍の理由に新しくしたドライバーを挙げた。1打差の2位には小滝水音、臼井麗香、さらに1打差の4位に山下美夢有が続いている。
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インスタートから3バーディー、1ボギーで迎えた18番パー5。小林は残り225ヤードから2オンに成功し、ピン左3メートルに付けた。パットをきっちり沈めて、この日、全選手通じて唯一のイーグル。後半にも4つバーディーを重ね、8アンダーまで伸ばした。
「100点です」と満点評価。18番のイーグルについては「前のホールでボギーを打っていたので、バーディーは絶対、イーグルは取れたらいいなと思っていた」と狙い通りだった。
不安を抱きながらのスタートだった。「飛距離も落ちてちょっと悩んでいた」というドライバー。前日の練習場で何本も試し「最後に1球だけ打った」という1本の感触が良かったことで採用した。「素直に真っすぐ飛んでくれるので思いっ切り振れる」。パットは好感触を得ていただけに、プレーがかみ合った。
高校3年生でプロテストに合格し、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司に師事する20歳。プロ1年目の2022年はレギュラーツアー5試合に出場したが全て予選落ち。ステップ・アップ・ツアーでも14試合で8試合が予選落ちだった。2年目の昨季、ミネベアミツミレディスで初めてレギュラーツアーの予選を突破。今季は開幕から2戦連続で予選落ちで、2度目の予選通過で38位だった前週のVポイント×ENEOSも短縮競技となってセカンドカットで最終日のプレーはかなわなかった。
これまでレギュラーツアーで1度しか最終日をラウンドしたことがなくても「天気予報を見る限り最終日はやばいので、出来れば明日4つ伸ばしたい」と冷静に先を見据える。「耐えるゴルフになると思うので、チャンスがあったら取っていかないと厳しい」。ツアー初優勝に向け、気持ちを引き締めた。
(THE ANSWER編集部)