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山本由伸、5失点KOで「癖が盗まれている」の声に米専門家が反論 根拠も投稿「これ以上ない一貫性」

米大リーグ・ドジャースの山本由伸投手が20日、韓国・ソウルの高尺スカイドームで行われたパドレスとの開幕第2戦でメジャー初登板初先発。1回4安打5失点で負け投手となるなど“洗礼”を浴びた。NPBで圧倒的な成績を残した山本の炎上に、ファンからは「癖を盗まれているのでは」という声も上がったが、米国の専門家はこれに真っ向から反論。「目を引くものは全くない」と原因はそこにはないとしている。

1回5失点で降板したドジャースの山本由伸【写真:Getty Images】
1回5失点で降板したドジャースの山本由伸【写真:Getty Images】

1回4安打5失点、43球…打ちこまれたのは癖を読まれたから?

 米大リーグ・ドジャースの山本由伸投手が20日、韓国・ソウルの高尺スカイドームで行われたパドレスとの開幕第2戦でメジャー初登板初先発。1回4安打5失点で負け投手となるなど“洗礼”を浴びた。NPBで圧倒的な成績を残した山本の炎上に、ファンからは「癖を盗まれているのでは」という声も上がったが、米国の専門家はこれに真っ向から反論。「目を引くものは全くない」と原因はそこにはないとしている。

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 初めてメジャー公式戦のマウンドに立った山本は、中々ストライクを奪えずに苦しんだ。先頭のボガーツに初球を左前に運ばれ、続くタティスJr.には死球を与えた。無死一、二塁からクロネンワースに右翼への2点三塁打を許し初失点。その後もマチャドに四球を与え、キム・ハソンには中犠飛、キャンプサーノの三塁線への適時二塁打、ウェードの右前適時打と畳みかけられた。この回実に被安打4本、5失点。2つの三振を奪ったものの、3つのアウトを奪うのに実に43球を要した。

 球界最強右腕として鳴らした日本時代にはなかなか考えられない打ち込まれように、ネット上では球種ごとの癖を盗まれているのではという声も上がったほど。ただ米国で投球分析家として活動するロブ・フリードマン氏は、動画まで用いてこれに真っ向から反論した。

 自身のX(旧ツイッター)に「ヤマモトが球種の癖を盗まれていたのではと尋ねる人たちへ、これが速球、スプリット、カットボールのオーバーレイだ」と題して、3つの球種を投げている投球フォームを重ね合わせた動画を提供。全く同じ腕の振りから、3方向にボールが飛び出していくように見える。続けて「私には目を引くものは全くない……これ以上ないほど一貫性がある」とし、痛打を浴びた原因は別にあるとした。

 メジャー初登板を終え、防御率45.00というスタートとなった山本。原因を突き止め、ここからどんな再浮上を見せてくれるだろうか。

(THE ANSWER編集部)

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