大谷翔平、水原氏の“代役”はアイアトン氏 前田健太の元通訳、ロバーツ監督認める「今夜は彼だ」
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手の通訳を務めた水原一平氏が、20日付でドジャースを解雇された。球団が21日に声明を発表。地元紙「LAタイムズ」など複数の米国メディアは、水原氏が大谷の資金を違法とされるブックメーカーの賭けに用いる「大規模な窃盗」に関与したとしている。大谷は今夜のパドレス戦に「2番・DH」で先発出場するが、この試合の通訳はかつて前田健太投手の通訳だったウィル・アイアトン氏が務めるとデーブ・ロバーツ監督が試合前会見で明かした。
大谷はパドレス戦に「2番・DH」で出場
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手の通訳を務めた水原一平氏が、20日付でドジャースを解雇された。球団が21日に声明を発表。地元紙「LAタイムズ」など複数の米国メディアは、水原氏が大谷の資金を違法とされるブックメーカーの賭けに用いる「大規模な窃盗」に関与したとしている。大谷は今夜のパドレス戦に「2番・DH」で先発出場するが、この試合の通訳はかつて前田健太投手の通訳だったウィル・アイアトン氏が務めるとデーブ・ロバーツ監督が試合前会見で明かした。
韓国放送局「KBS」公式YouTubeチャンネルが試合前のロバーツ監督の会見を中継。ロバーツ監督は水原氏の“代役”について「ウィル(アイアトン氏)だ」と認めた。水原氏は試合中、山本由伸投手の通訳も務める予定だった。今夜は山本が先発。アイアトン氏がその役割も果たすのか問われた指揮官は「そうだ。今夜は彼(アイアトン氏)がその役割を務める」と話した。
米スポーツメディア「ジ・アスレチック」のドジャース番ファビアン・アルダヤ記者は自身のXで「イッペイ・ミズハラは、ヨシノブ・ヤマモトのコーチとの会話やマウンド・ビジットでの通訳を務めていた。今日から、ロサンゼルス時代のケンタ・マエダの通訳を務めたウィル・アイアトンがショウヘイ・オオタニとヤマモトの試合中の通訳を務める」と報じた。
米カリフォルニア州地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のジャック・ハリス記者も「ロバーツ監督は、現時点ではウィル・アイアトンがオオタニの通訳を務めると語った。アイアトンは今日の試合ではヨシノブ・ヤマモトの通訳も務める」と伝えた。
水原通訳については、違法賭博に関与していた疑いで球団に解雇されたと複数の米メディアが報道。19日に本人が「ESPN」の取材に応じ、昨年末に負債額の肩代わりを大谷に依頼し送金が行われたと説明したが、翌日に大谷の広報担当が否定し、水原氏もこの点は撤回したという。ほかにも水原氏は合法と認識していたこと、20日の開幕戦・パドレス戦(ソウル)の後にロッカールームで選手にギャンブル依存症であると打ち明けたことなどが報じられていた。
(THE ANSWER編集部)