大谷翔平は「韓国人が好きだと言える初の日本選手かも」 韓国の特別扱いに英ガーディアン紙注目
韓国・ソウルで今季開幕を迎えた米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手がもたらす日韓関係の改善効果に英紙も注目している。「ライバルである日本のアスリートに惜しみない称賛を与える傾向があまりない韓国のスポーツファンも、オオタニは特別扱いだ」とし、両国間の“親善大使”としての役割を大谷が担う可能性を見通した。
英紙ガーディアンが大谷の韓国での人気ぶりに注目
韓国・ソウルで今季開幕を迎えた米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手がもたらす日韓関係の改善効果に英紙も注目している。「ライバルである日本のアスリートに惜しみない称賛を与える傾向があまりない韓国のスポーツファンも、オオタニは特別扱いだ」とし、両国間の“親善大使”としての役割を大谷が担う可能性を見通した。
高尺スカイドームにも大歓声が響き渡った。20日、パドレスとの開幕戦に「2番・DH」で出場。5打数2安打1打点で、チームは5-2で勝利した。試合前には英紙「ザ・ガーディアン」が「韓国人さえも群がるほど愛される野球界のスター」と題する記事を掲載。「米国の競技で、会場は韓国。しかし、全ての目は日本人スーパースター、ショウヘイ・オオタニに注がれる」と切り出し、その影響力を伝えた。
「巨大なスポーツライバルである日本のアスリートに惜しみない称賛を与える傾向があまりない韓国のスポーツファンも、オオタニは特別扱いだ」とした記事は、漢陽大学のスポーツ文化専門家イ・ジョンソン氏の証言を紹介。「韓国社会の雰囲気は、日本が好きだと公に言うことをしばしば難しくさせています」。しかし大谷に関しては「我々が好きだと言える初めての日本人選手かもしれません」という。
イ・ジョンソン氏はさらに「もしかすると、彼に韓国の名誉市民権を与えることさえ考える人もいるかもしれません」とも続けた。韓国でも異例の人気を誇る大谷。同紙は「オオタニは比類なき万能選手として、博愛主義者として、恭しく、あるいは少し慎重深いスポーツ界の著名人としての地位を確立した。今週、彼は親善大使というもう1つの重要な役割を切り拓く」と締めくくっている。
(THE ANSWER編集部)