シャラポワ、“格下”に屈辱で闘志に火「これでグランドスラムでもっと優勝できる」
「もちろん落胆」も強気に宣言「これでトーナメントやGSでもっと優勝できる」
戦前の舌戦から因縁の美女対決は大きな注目を集めた。「私が格上」と元女王は誇りを示しながらも、「妖精2世」の異名を持つブシャールに敗れてしまった。
「もしも、私がここに座って、テニスの試合に負けて本当に幸せです、なんて発言をしていたなら、自分自身を心配しなければいけない。どんな相手と対戦しようと、何回戦だろうと、グランドスラムの1回戦、あるいは決勝であっても、皆さんは私が凄まじい勝負師であることをご存知だと思う。毎日、何時間もトレーニングしていたのは、最終的に試合に勝つためです。今日はそういう日ではなかった」
ブシャールとの因縁の試合に負けたシャラポワは悔しさを爆発させた。復帰戦となった4月のポルシェ・グランプリ(シュツットガルト)では準決勝敗退。今大会は2回戦負けとなったが、ここで終わるつもりはない。
「もちろん、私は落胆している。それこそが私をより優秀な選手にさせてくれる原動力。これでトーナメントやグランドスラムでもっと優勝できると思う」
ペテン師呼ばわりした“格下”のブシャールに敗れたが、2014年の全仏オープン以来の6度目のグランドスラム優勝を強気に宣言。屈辱を味わい、元祖妖精の闘志に火がついたようだ。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer