世界卓球で日本に苦戦、女王・中国が五輪代表選考で“減点方式”新採用「外国人に敗れた場合は減点」
パリ五輪・卓球で金メダルを狙う選手を多数抱える中国女子代表が、代表選考に“減点ポイント”を新たに設けたと地元メディアが報じている。「外国人選手に敗れた場合に、選考ポイントを減点」する方式を取るという。
中国女子は世界卓球6連覇も…決勝の日本戦に苦戦
パリ五輪・卓球で金メダルを狙う選手を多数抱える中国女子代表が、代表選考に“減点ポイント”を新たに設けたと地元メディアが報じている。「外国人選手に敗れた場合に、選考ポイントを減点」する方式を取るという。
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中国メディア「上游新聞」は「中国卓球女子チーム、外国人選手に敗れた場合にオリンピック代表選考ポイントから減点することを発表」との見出しで記事を掲載した。
現在開催中の「WTTシンガポールスマッシュ」について総括した中国女子の馬琳ヘッドコーチは、同大会から「選手が外国人選手との試合に敗れた場合には、もとのポイントから減点を行う」ことを発表したという。
2月には韓国・釜山で世界卓球団体戦が行われ、中国女子は6連覇を達成。しかし、記事では決勝の日本戦で一度は追い込まれたことを回顧。「孫頴莎、陳夢、王芸迪から成る中国チームが日本の力強い攻撃を受けて、一度は1-2とリードを許した。幸い、選手たちがプレッシャーに負けずに3-2と逆転して勝利を収めることができた」と記されている。
世界卓球ではグループリーグ初戦でインド相手にも3-2と苦戦。「特殊な打法に対して、中国女子チームはしばし対応が追い付かなかった」と同メディアは振り返っている。世界卓球終了後には「女子卓球のパリ五輪代表選手選抜方法についても最適化を行うことになった」と選考方法を再考したと伝えられている。
それが外国人選手相手に敗れた場合の減点方式のようだ。「馬ヘッドコーチは、このメカニズムを導入するのは、選手に五輪基準に基づいて行動してもらいたいからであると述べた」とされている。その効果については「現在、何人かの選手はいい方向に向かっている。今年の最大の目標はパリ五輪である。今後のいくつかの試合を通して、最良のオリンピック参加チームを選出したい」と語ったという。
(THE ANSWER編集部)