NBAプレーオフ「天国への3点シュート」に米感動 涙の勝利「辛いよ、本当に辛い」
NBAの西地区プレーオフは7日(日本時間8日)、3位のロケッツが2位のスパーズを125-104で下し、対戦成績を2勝2敗とした。この大一番で悲劇を乗り越えてコートに立ち、「天国への3点シュート」で感動を呼んだのが、ロケッツのポイントガード、パトリック・ビバリーだ。米紙「USAトゥデー」が動画付きで紹介し、話題となっている。
試合開始直前に祖父の死、ロケッツ・ビバリー「みんなが僕にプレーを望んだ」
NBAの西地区プレーオフは7日(日本時間8日)、3位のロケッツが2位のスパーズを125-104で下し、対戦成績を2勝2敗とした。この大一番で悲劇を乗り越えてコートに立ち、「天国への3点シュート」で感動を呼んだのが、ロケッツのポイントガード、パトリック・ビバリーだ。米紙「USAトゥデー」が動画付きで紹介し、話題となっている。
記事によると、ビバリーは祖父の死を試合開始の数時間前に知り、突然の悲報にロケッツのロッカールームには複雑な感情に包まれたという。シングルマザーで育ったため、祖父の存在は非常に大きかったといい、ロッカールームでは涙を流すビバリーをコーチ、チームメートらが懸命に励ます光景が見られたことを紹介している。
しかし、ビバリーは折れそうな気持ちを奮い立たせ、コートに立った。しかも、スタメンだ。そして、両チームの初得点を決めたのが、この男だった。
記事では、感動のシーンを動画付きで紹介。味方からパスを受けたビバリーが鮮やかな3点シュートを決め、指を空に向けた。「天を指す仕草を見せ、祖父への思いを表した」と記し、「天国への3点シュート」を振り返っている。
試合はロケッツが快勝。試合後の記者会見でビバリーは、困難を迎えながら試合に出場した心境について質問をされ、涙ながらに語ったという。