卓球・伊藤美誠、試合後に示したリスペクトを海外称賛 戦った60歳選手に「敬意を見せたのが大好き」
卓球の国際大会、WTTシンガポールスマッシュの女子シングルスに出場している伊藤美誠(スターツ)が1回戦で見せた行動の反響が拡大している。60歳の“還暦選手”でルクセンブルクの倪夏蓮(ニー・シャーリエン)と対戦し、ストレート勝ち。勝利が決まった直後に見せた敬意は中国メディアで取り上げられたほど注目を集めた。これには海外ファンからも「お互い尊敬しているのが分かる」「見れたのが嬉しい」といった声が上がっている。
WTTシンガポールスマッシュ
卓球の国際大会、WTTシンガポールスマッシュの女子シングルスに出場している伊藤美誠(スターツ)が1回戦で見せた行動の反響が拡大している。60歳の“還暦選手”でルクセンブルクの倪夏蓮(ニー・シャーリエン)と対戦し、ストレート勝ち。勝利が決まった直後に見せた敬意は中国メディアで取り上げられたほど注目を集めた。これには海外ファンからも「お互い尊敬しているのが分かる」「見れたのが嬉しい」といった声が上がっている。
勝負師の顔が消えた瞬間だった。伊藤が2ゲームを連取して迎えた第3ゲーム。伊藤は10-5でリードしてサーブを繰り出すと、倪夏蓮のフォアのリターンはネットにかかりながら台の外に落ちた。自分のポイントになったことを確認した伊藤は喜ぶ仕草も見せず、歩み寄って握手。倪夏蓮から肩を軽く叩かれ、声をかけられると表情が緩んだ。
中国メディア「卓球ネット」が「試合後、伊藤美誠はたいへん礼儀正しく、相手に敬意を表し、はにかんだような笑みを浮かべて倪夏蓮に寄り添った。称賛に値する行動だったし、今大会の心温まる一幕となった」と記事を掲載するなど、注目を集めたシーン。ワールド・テーブルテニス(WTT)公式Youtubeチャンネルが2人の交流の様子を動画で公開すると、海外ファンから称賛の声が集まっている。
「彼女たちは試合の終わりにお互いを尊敬していることがわかる。ミマ・イトウは相手に対してとても懸命なプレーをした」
「最後にミマが敬意を表す会釈をしているのを見れたのが嬉しい」
「イトウがレジェンドに敬意を見せたのが大好き」
「ミマvsおばあちゃん、尊敬する」
「リスペクト」
23歳の伊藤と60歳の倪夏蓮の爽やかな交流。スポーツマンシップあふれる行動は多くのファンの心を打ったようだ。
(THE ANSWER編集部)