WTTシンガポールスマッシュ

　卓球の国際大会、WTTシンガポールスマッシュの女子シングルス1回戦が12日に行われ、世界ランキング17位に入る15歳の張本美和（木下グループ）は同32位のチャン・リリー（米国）にゲームカウント3-1で勝利し、2回戦に進んだ。試合後、ワールド・テーブルテニス（WTT）はインタビューエリアで張本が披露したダンス動画を公開。中国メディアが紹介すると、ファンから「すごくかわいい」「才能ある」といった声が上がっている。

　堂々とやりきった。大会スポンサーなどが掲示されたバックボードの前に立った張本。何やらスタッフに“無茶ぶり”されると、笑いながら両手で顔を覆いながらも、音楽に合わせて踊り始めた。はにかみながらも両手でポーズをつくり、時折足を上げながら10秒間、しっかり“パフォーマンス”を出し切った。

　WTT公式X（旧ツイッター）が公開した動画。中国版SNS「ウェイボー」では「すごくうまい」「いいじゃん、いいじゃん」「かっこいい。完コピしてる」「本業はアイドル、副業が卓球」「ウォーミングアップなんだろうけど、ダンスが上手すぎて笑う」「選手がみんなこんなふうにウォーミングアップしたら楽しいのになあ」「なにこれ。笑っちゃう」といった微笑ましいコメントが上がっている。

　中国メディア「澎湃新聞」は「試合後、張本美和は請われてダンスを踊った。実は、張本美和のこのダンスの趣味は、様々な議論を呼び、日本のメディアでは度胸があると称されたこともあるが、本業をおろそかにしているなどと言われることもある」などと仰々しく報道。これには「議論を呼ぶようなことじゃないでしょう」「いいことだと思う。これって、ただのストレス解消法でしょう？」「あれこれ文句言うことじゃないと思う」など報道に批判的な意見も。それでも「張本美和、ダンスの才能あると思う」「すっごくかわいい。生き生きしてる」といった称賛の声が上がっている。