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大谷翔平の背中追う「ジャックタニ」 米21歳大学生が6回9Kノーヒット快投、打者としてもOPS1.203

2024年ドラフト1巡目候補の米大学生が投打二刀流で無双を続けている。フロリダ大の3年生ジャック・カグリオーン内野手兼投手は10日(日本時間11日)のセント・メアリーズ大戦に「2番・投手兼DH」で先発すると、6回被安打ゼロ、9奪三振の快投。今季ここまで投手として防御率1.80、打者として打率.429、OPS1.203と驚異的な数字を残している。

フロリダ大のジャック・カグリオーン【写真:Getty Images】
フロリダ大のジャック・カグリオーン【写真:Getty Images】

フロリダ大3年のジャック・カグリオーンの愛称は「ジャックタニ」

 2024年ドラフト1巡目候補の米大学生が投打二刀流で無双を続けている。フロリダ大の3年生ジャック・カグリオーン内野手兼投手は10日(日本時間11日)のセント・メアリーズ大戦に「2番・投手兼DH」で先発すると、6回被安打ゼロ、9奪三振の快投。今季ここまで投手として防御率1.80、打者として打率.429、OPS1.203と驚異的な数字を残している。

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 身長約195.6センチ、体重約113.4キロのがっしりした体から三振を量産した。カグリオーンは100マイル(約160.9キロ)に達する速球と、90マイル台後半(約152.9キロ~)のカットボールを武器に、セント・メアリーズ大戦で6回投げて無失点。9つの三振を奪いつつ、安打を1本も許さない快投を披露した。

 打者としても3打数1安打2四球で10-0の勝利に貢献。今季はここまで打者として15試合で打率.429、5本塁打16打点、OPS1.203をマーク。投手としては3試合に先発し、15イニングで27奪三振、防御率1.80、被打率.104と投打で圧倒的な成績を残している。

 MLB公式サイトも「ドラフトNo.5有望株のカグリオーンが6回ノーヒットで9奪三振」と題して特集。「MLBパイプラインでNo.5にランク付けされたこのドラフト有望株はシーズン通してすでに打席では成功を示してきたが、マウンドでも同じぐらい有能になりうることを示した」と絶賛している。

 昨季は33本塁打を放ち、バットの反発係数が2011年に定められて以降の全米体育協会(NCAA)シーズン本塁打記録を更新。投手としては制球に苦しみ、防御率4.34だったが、フォームをコンパクトにした今季は課題だったピッチングでも無双状態だ。

 二刀流の先駆者といえば米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手だが、カグリオーンには大谷をもじった「ジャックタニ」という愛称もつけられた。米スポーツ専門局「ESPN」によると、カグリオーンは大谷を「まさに僕のなりたい姿」と表現。「次の素晴らしい二刀流選手になること」を目指し、背中を追っているという。

(THE ANSWER編集部)

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