大谷翔平を迎えるソウルは「不法商人の監視も実施」 開幕戦で現れる“パチモン”を当局取り締まり
大谷翔平投手が所属する米大リーグのドジャースは20日、韓国・ソウルでパドレスとの開幕戦を戦う。その舞台となる高尺(コチョク)スカイドームが大リーグの試合に対応するための改修を終え、お披露目された。世界から集まる観客をさばくために、当局は前代未聞の警備体制を敷く。さらに球場周辺での“偽造グッズ”販売も厳しく取り締まる方針だ。
20日の開幕戦はソウルで実施…会場の高尺スカイドームがリニューアル
大谷翔平投手が所属する米大リーグのドジャースは20日、韓国・ソウルでパドレスとの開幕戦を戦う。その舞台となる高尺(コチョク)スカイドームが大リーグの試合に対応するための改修を終え、お披露目された。世界から集まる観客をさばくために、当局は前代未聞の警備体制を敷く。さらに球場周辺での“偽造グッズ”販売も厳しく取り締まる方針だ。
韓国紙「韓国経済」が伝えている。ソウル市のオ・セフン市長が12日、試合会場となる高尺スカイドームを訪れ、施設の状態や安全対策について確認した。
記事によると「期間を通じて10万人以上の国内外の野球ファンが集まると予想され、ソウル市は安全管理に総力を上げている。警察や消防が協力して人波管理と応急救助などを支援する予定」とされている。
主催のMLB側が、400人ほどの安全要員をスタジアム内外に投入。これは普段プロ野球が行われる際の3倍を超える規模だという。さらにソウル市と球場があるクロ区、警察なども150人程を追加投入して安全管理を支援するもようだ。
そして、厳しく取り締まられるのが球場周辺での“偽造グッズ”販売だ。ソウル市が「不法商人の監視も実施する構想だ」と明らかにしており、市当局の関係者は「試合の間、全国から商人が集まってくるかも。警察とともに競技場周辺を中心に取り締まりを徹底する計画だ」と話したという。
ソウル市は「選手が最高のプレーを見せられるよう」に球場施設を再整備した。市の傘下にある施設公団と、メジャー球団の芝生の状態を管理するグラウンドキーパーが協業し、人工芝を新しく張り替えた。照明もLEDに更新され明るくなり、ロッカーや食堂などの施設も補修された。
ダルビッシュ有投手がパドレスの開幕マウンドに上がり、山本由伸投手がドジャースの2戦目の先発を務めると発表された。世界中の視線が集まる開幕カードの裏側では、安全な観戦を実現するために様々な努力が続けられている。
(THE ANSWER編集部)