[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

卓球日本人対決で見られた行動は「文化の洗練さを物語る」 決着直後の平野美宇に海外注目

10日から本戦が始まっている卓球の国際大会、WTTシンガポールスマッシュの女子シングルス1回戦で、世界ランキング18位の平野美宇(木下グループ)が同5位の早田ひな(日本生命)にストレート勝ちした一戦は日本だけでなく、海外にも衝撃を与えた。パリ五輪の日本代表を内定させた2人の戦い。試合終了直後に平野がとった行動に海外ファンからは「この文化の洗練さを大いに物語っている」といった反響が寄せられている。

平野美宇【写真:Getty Images】
平野美宇【写真:Getty Images】

WTTシンガポールスマッシュ

 10日から本戦が始まっている卓球の国際大会、WTTシンガポールスマッシュの女子シングルス1回戦で、世界ランキング18位の平野美宇(木下グループ)が同5位の早田ひな(日本生命)にストレート勝ちした一戦は日本だけでなく、海外にも衝撃を与えた。パリ五輪の日本代表を内定させた2人の戦い。試合終了直後に平野がとった行動に海外ファンからは「この文化の洗練さを大いに物語っている」といった反響が寄せられている。

 息詰まる攻防だった。右利きの平野は第1ゲームからあえて左利きの早田のフォアにボールを集める戦略。バックハンドからだけでなく、フォアの打ち合いでもストレート狙いの球筋で早田のリズムを崩しにかかった。強打を浴びるシーンもあったが、窮屈なスイングをさせることでミスも誘発。第1、2ゲームを連取し、第3ゲームも最後は早田のフォア前へのサーブから3球目攻撃で決着をつけた。

 勝利が決まった平野は左手でガッツポーズ。すぐに早田に対してお辞儀をした。この様子がワールド・テーブルテニス(WTT)の公式Youtubeで公開されると、海外ファンから「対戦相手へ敬意を表した最後のお辞儀は、この文化の洗練さを大いに物語っている」「ヒラノを嬉しく思う。しばらくの間ハヤタに負け続けていたから、今回は彼女が勝利するのを見られて良かった」といったコメントが寄せられた。

 平野と早田はともに2000年生まれの23歳で同学年。幼少期から切磋琢磨してきた2人だが、平野が一時低迷していたこともあり、世界ランクでは差がついた。そんな中での平野の“逆襲”ともいえる完勝劇だけに、ネット上の日本人ファンからも「人間一度落ちて這い上がると強い」「まさか…ではなく、美宇ちゃんを褒めて~」「切磋琢磨という言葉が一番しっくりくる」「最近の平野にしたら当然、とまでは言わないけど番狂わせじゃないよ」「今度は早田がやり返すはず」など、2人のライバル物語を見守る声が上がっている。

(THE ANSWER編集部)

1 2
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA Jleague
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集