早田ひな撃破した平野美宇に中国畏怖「殺傷力が強い」「恐ろしい」 日本女子の弱点に指摘も
卓球の国際大会、WTTシンガポールスマッシュは10日から本戦が始まり、世界ランキング18位の平野美宇(木下グループ)が1回戦で同5位の早田ひな(日本生命)にゲームカウント3-0でストレート勝ちし、2回戦に進んだ。先月の世界卓球から勢いを増す平野に対し、中国メディアは「中国卓球は平野美宇をしっかりとマークしておく必要があるだろう」と警戒。ファンからは「平野は妖力を増している」「殺傷力が強い」といった声が上がっている。
WTTシンガポールスマッシュ
卓球の国際大会、WTTシンガポールスマッシュは10日から本戦が始まり、世界ランキング18位の平野美宇(木下グループ)が1回戦で同5位の早田ひな(日本生命)にゲームカウント3-0でストレート勝ちし、2回戦に進んだ。先月の世界卓球から勢いを増す平野に対し、中国メディアは「中国卓球は平野美宇をしっかりとマークしておく必要があるだろう」と警戒。ファンからは「平野は妖力を増している」「殺傷力が強い」といった声が上がっている。
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パリ五輪女子シングルスの代表に内定した日本勢2人がいきなり直接対決するという組み合わせ。平野はバックハンドで早田のフォアにボールを集める展開で攻め込んだ。第1ゲームを11-8で奪うと、第2ゲームをデュースの末に13-11で競り勝ち、第3ゲームも11-7で圧倒。日本女子の“頂上対決”は意外な結末となった。
中国メディア「卓球ネット」は「WTTシンガポールスマッシュで平野美宇が3-0で早田ひなを撃破。日本のトップが初戦敗退」との見出しで記事を掲載。本文では試合展開に触れ「日本の女子選手はバックハンドはすばらしいがフォアハンドは相対的に弱い。平野美宇はバックハンドで広い角度で早田ひなのフォアハンドに対峙する戦術を取って成功した」と、平野の“作戦勝ち”と分析した。
平野への警戒は高まっているようで「平野美宇は昨年のWTTコンテンダーザグレブで孫頴莎を破って優勝しているし、以前、ワールドカップの女子シングルスで優勝した経験も持つ。現在、彼女は技術の面でも戦術の面でも非常に成熟した段階に到達している」と解説。そのうえで「今回のシンガポールスマッシュでは王曼昱が彼女と同じゾーンにおり、中国卓球は平野美宇をしっかりとマークしておく必要があるだろう」と記している。
別記事では「早田ひな、平野美宇は中国卓球にとっては現在、最大の脅威であり、先日釜山で行われた世界卓球では早田が陳夢を、平野が王芸迪を破って決勝で2ポイントをあげるなど、その勢いは盛んだ」と日本勢の実力が上がっていることも指摘。中国人ファンからも脅威や畏怖を感じる声が上がっている。
「平野は球速が速く、落下点が明確で、殺傷力が強い」
「平野美宇の前陣での起動速度は早田より速い」
「年齢を重ね、経験が増すとともに、平野美宇のコースはますます『妖力』を増していると思う。彼女は自分の考えがはっきりしている選手だ」
「16歳でワールドカップで優勝しただけのことはある。間違いなく実力はある」
「平野はなんだか恐ろしい」
東京五輪では代表の座を逃したが、パリ五輪行きの切符をつかんだ平野。もともと中国では平野の評価は高かった。「16歳で世界チャンピオンになったが、東京五輪前後には深いスランプに陥っていた。それから3年が過ぎて、前陣速攻の力が上がり、今はおそらく東京以前より強くなっている」といった指摘も上がっている。
(THE ANSWER編集部)