「誰かが怪我してしまう」 “ピッチ水没”国際大会、勝った米国OGまで苦言「常軌を逸している」
劣悪ピッチで行われた海外サッカーの新設大会に勝利した米国のレジェンドが、運営側に厳しい目を向けた。6日(日本時間7日)の北中米カリブ海と南米の一部代表チームが集まるCONCACAF女子ゴールドカップ準決勝(米カリフォルニア州サンディエゴ)は、米国がPK戦の末にカナダを撃破。ピッチが“水没”したかのような劣悪条件で開催され、決勝に進出した米国のレジェンドは「常軌を逸している」「なぜ中止しないのか」と指摘した。
女子ゴールドカップ準決勝
劣悪ピッチで行われた海外サッカーの新設大会に勝利した米国のレジェンドが、運営側に厳しい目を向けた。6日(日本時間7日)の北中米カリブ海と南米の一部代表チームが集まるCONCACAF女子ゴールドカップ準決勝(米カリフォルニア州サンディエゴ)は、米国がPK戦の末にカナダを撃破。ピッチが“水没”したかのような劣悪条件で開催され、決勝に進出した米国のレジェンドは「常軌を逸している」「なぜ中止しないのか」と指摘した。
試合直前に降った雨の影響は少なからずあった。ピッチ全体に水が浮き、中央付近ではパスもドリブルもできないほど。前半20分、米国の右からのロングボールに対応したカナダDFジレスはGKへバックパスを送ったが、水たまりで止まった。これに反応した米国FWショウがシュートを決めて先制。2-2でPK戦に突入すると、米国GKネイハーが3人を止めた。3-1で激戦に終止符。なんとか勝利を収めた。
接触プレーでは、激しい水しぶきが上がるほどだった。これには1996年、2004年の五輪優勝メンバーのジュリー・ファウディー氏がXで反応。「これは常軌を逸している。試合を止めなさい」と苦言を呈した。別投稿でも「なぜCONCACAFはこの試合を中止しないのか。明日プレーすればいい。誰かが怪我してしまう」と安全性に疑問符。代表通算274キャップを誇り、00年から4年間主将を務めたレジェンドは声を上げた。
米スポーツ専門局「ESPN」によると、米国のトゥウィラ・キルゴア臨時監督も「たぶん、プレーするべきじゃなかったかもね。でも、それは私ではなく主審が決めること」と語っていた。
(THE ANSWER編集部)