世界を渡り歩いて「日本が最もレベルの高いリーグだ」 元オリックス助っ人が日本で学んだ規律、敬意、献身
日本で学んだ「規律、敬意、チームプレー」を欧州に…
今回は欧州代表の投手コーチとして来日。「日本の選手は常に優れている。特に投手はね」と侍ジャパンの印象を語る。日本の野球から学んだことは「規律、敬意、そしてチームのためにプレーすること」。個人主義を感じた米国と比べ、「全員がチームのために何かしようとする」姿勢に感銘を受けた。
マエストリ氏は欧州野球のさらなる発展を願う。「欧州では野球はそれほど人気はないけど、プレーしている選手はたくさんいる。でも、教え方を知っている人が十分にいないこともある。それは機会の損失だと思う。野球を知っていて、指導できる人がいれば私たちは成長できる」。期待するのは、日本からの支援だ。
「もし日本人が欧州でアカデミーを開いてくれたら素敵だね。オリックスのアカデミーができたら? そうなったら最高だよ。あるいは、NPBが指導者を毎年派遣してくれたら嬉しいね」
9日には、オリックスと巨人のオープン戦で特別始球式に登場する予定だ。「緊張しているんだ。うまく行くといいけど。ストライクを投げたいね」。欧州と日本のつながりが続くことを願って――。8年半ぶりに思い出深いマウンドに上がる。
(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)