大谷翔平の背後に米注目

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手が1日（日本時間2日）、米アリゾナ州グレンデールでガーディアンズとのオープン戦に「2番・指名打者」で出場し、1打数1安打1打点、2四球だった。米メディアは打席の背後も捉えた動画を公開。無数のスマートホンが構えられ、米実況は「これがフォトチャンスだ」と注目した。

　観客席から多くの腕が飛び出した。

　大谷が打席に立ったその時だ。背後に座る観客が揃ってカメラを向けている。まさにシャッターチャンス。スーパースターを逃すまいと、背番号17の打席を収めているようだ。

　動画をXに公開したのは米専門メディア「ドジャースネーション」。「本塁の後ろにいる全員がショウヘイ・オオタニの写真を撮ろうとカメラを出している」と投稿し、脚光を浴びせた。

　中継した米カリフォルニア州地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」でも、実況のティム・ネバレット氏が視線を奪われた様子。「これがフォトチャンスだ。見て、みんながカメラを出している（笑）」と中継内で驚き、人気ぶりをこう伝えている。

「誰もショウヘイがすることを見逃したくないんだ。彼は間違いなくメジャーリーグで最も追われる選手だ」

　昨季まで所属したエンゼルスでも、大谷の打席でファンがカメラを向ける姿が話題となった。もはやお馴染みになりつつあるが、米実況が中継内で触れるのはいつもと違うからこそ。新天地でもお決まりの光景になりそうだ。