「雨は苦手」も11アンダー首位浮上 2年前の覇者・西郷真央、ボギー0に手応え「課題クリアできた」
女子ゴルフの国内ツアー開幕戦・ダイキンオーキッドレディスは1日、沖縄・琉球GC(6595ヤード、パー72)で第2ラウンドが行われ、首位と2打差の2位から出た2022年大会優勝の西郷真央(島津製作所)が6バーディー、ボギーなしの66で回り、通算11アンダーとして単独首位に浮上した。4打差の2位には菊地絵理香(ミネベアミツミ)、さらに1打差の3位には初日首位の岩井千怜(Honda)がつけている。
国内女子ツアー開幕戦・ダイキンオーキッドレディス2日目
女子ゴルフの国内ツアー開幕戦・ダイキンオーキッドレディスは1日、沖縄・琉球GC(6595ヤード、パー72)で第2ラウンドが行われ、首位と2打差の2位から出た2022年大会優勝の西郷真央(島津製作所)が6バーディー、ボギーなしの66で回り、通算11アンダーとして単独首位に浮上した。4打差の2位には菊地絵理香(ミネベアミツミ)、さらに1打差の3位には初日首位の岩井千怜(Honda)がつけている。
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強い心を持ち続けた。強い雨が降ったり止んだりという悪コンディション。距離感が定まりにくい中で西郷は出だしの10番で1メートルを難なく入れてバーディー発進した。15番はティーショットを右に曲げ、2打目は右ラフから木越えのショットを余儀なくされたが「縦距離が合ってくれた」と5メートルにつけてバーディー。続く16番、18番でも伸ばし、前半で首位をとらえた。
後半も5、6番で3メートル、7メートルを沈めて連続バーディー。「いってはいけないところをティーショットから考えて、グリーンが小さい分、外さなければバーディーチャンスだと思うので、そこは意識しながらやっていました」と“逆算”のマネジメントでノーボギーのラウンドを終えた。もともと「雨は苦手です」という西郷。それでも「スコアメイクするというのが一番の課題だったので、そこはしっかりクリアできたと思います」と18ホールを攻めきった。
実質2年目だった2022年シーズンで開幕戦のダイキンオーキッドレディスを制すると、開幕10戦5勝のロケットスタートで一躍脚光を浴びた。だが、同シーズンはその後優勝はなく、秋口から乱れ始めたドライバーショットが修正できずに最終戦のJLPGAツアー選手権リコーカップでは4日間通算35オーバーというスコアも記録した。昨季2023年シーズンは夏場から調子が上がって優勝争いに絡み始めると、11月の伊藤園レディスで6勝目。長いトンネルを抜けて復活を果たした。
オフは「怪我をしない体づくりを一番に考えてトレーニングした」という。その結果「もしかしたら5ヤード以上伸びているかもしれません」とドライバーの飛距離アップを実感した。「スイングを崩すこともなく、結果的に飛距離が出ているのは良い傾向」と手応えをつかんでいる。
悪条件へのアジャストは「できたりできなかったりだった」と反省点も口にした西郷。気を抜くことなく、決勝ラウンドに向かう。
(THE ANSWER編集部)