韓国の会社員に広がる大谷翔平ブーム 受けてきた教育に関心、書籍まで刊行「人生は大谷のように」
米大リーグの開幕戦は3月20日に韓国・ソウルで行われ、大谷翔平投手の所属するドジャースとパドレスが対戦する。これを前に、韓国では大谷を題材とした書籍が発刊され話題となっているという。それも教育書というジャンルだ。「人生は大谷のように」というタイトルを韓国の公営放送「KBS」が伝えている。
開幕戦での韓国上陸を前に高まる大谷への注目
米大リーグの開幕戦は3月20日に韓国・ソウルで行われ、大谷翔平投手の所属するドジャースとパドレスが対戦する。これを前に、韓国では大谷を題材とした書籍が発刊され話題となっているという。それも教育書というジャンルだ。「人生は大谷のように」というタイトルを韓国の公営放送「KBS」が伝えている。
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記事はこの本が世に送り出される背景として「大谷は現在、韓国では単に野球選手の大谷ではない」と位置付けている。「人生の中で目標に挑み、人生の方向性を心配する会社員の間で、時代のアイコンとして認められつつある」として「ゴミを拾う習慣ができました。大谷という人間を知ってからです」「大谷のマンダラ計画表もやってみました。運を集めて目標を叶えるための助けになりました」と、大谷の習慣をまねてみた人々の声を紹介している。
さらに「献身する姿、配慮と礼儀、態度など人間的な魅力あふれる様々な面が印象的だった」「明確な目標がない時代に、これほど没頭し、結果で証明している人物。ここに安住しないで、自分自身を越えて行こうとする進行形の態度、平凡さの中から偉大さを引き出す不思議な能力がある」として、韓国社会で称賛されているのだという。
そして、今回出版された書籍を「日本の家庭教育、学校教育の秘密を明かす本として話題なのだ」と紹介している。
著者のハン・サンユン氏はこの本に「これまであまり知られていなかった大谷の幼年時代の逸話と、大谷の人生哲学に対するビハインドストーリーを盛り込んだ」として、大谷の両親の教育方針や、花巻東高で受けた指導、さらにWBCでの「名演説」の裏側や、野球選手という枠を越えて人間・大谷が愛される理由などを伝えている。
また記事は、本を通じて称賛されているのは日本の“職人精神”だという。「これは最高の製品を作り出すために、汗を垂らしながら心血をそそぐ人間の姿勢を言う。野球選手という枠を越え、人間・大谷をつくり出したのは、教育を含めた日本社会全般に広がっているモノづくり精神のためではないだろうか」と、日本的な物の考え方と絡めて紹介した。
(THE ANSWER編集部)