世界卓球で生まれた超絶ラリーに騒然「人間やめてる」 中国VS韓国の30本近い打ち合いが話題に
25日まで行われた世界卓球団体戦(韓国・釜山)は、男女ともに中国の優勝で幕を閉じた。日本も男女ともに激闘を繰り広げ、特に女子は中国との決勝で優勝にあと一歩と迫るなど、卓球ファンを熱狂させた。数多くの名場面、珍事も生まれたこの大会を振り返る。大会中には稀に見る衝撃プレーの数々も話題となった。
世界卓球団体戦で見られた衝撃パフォーマンス
25日まで行われた世界卓球団体戦(韓国・釜山)は、男女ともに中国の優勝で幕を閉じた。日本も男女ともに激闘を繰り広げ、特に女子は中国との決勝で優勝にあと一歩と迫るなど、卓球ファンを熱狂させた。数多くの名場面、珍事も生まれたこの大会を振り返る。大会中には稀に見る衝撃プレーの数々も話題となった。
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〇咄嗟に飛び出た“曲芸打ち”
19日に行われた男子グループリーグ最終戦のフランス―オーストラリア戦。フランスが2連勝で迎えた第3試合の1ゲーム目開始直後だった。
オーストラリアのニコラス・ラムがバック側へと放った強烈な一打を、フランスのリリアン・バルデは背中の後ろに通したラケットで打ち返す“背面打ち”で対応。見事に返球し、次の一打でスマッシュを決めた。バルデにとってこの試合が代表デビュー戦。いきなりトリックショットを披露し、注目を集めた。
〇相手にチャンスなしの“跳ねない”返球
21日の男子の決勝トーナメント1回戦。イランが2連勝で迎えた第3ゲーム目だった。シンガポールのクラレンス・チェウのショットがネットに掛かりながらも返り、ワンバンド後に横へ逸れて床に落ちそうに。ここでイランのアミル・ホダエイはすぐに反応。前傾姿勢でネットの横から返球すると、ボールは台の上で転がるように動き、ほとんど跳ねなかった。
チェウのラケットが入る余地は無く、ホダエイのポイントに。中継した海外実況を「オーマイグッドネス! 大会最高ショットのひとつだ!」と興奮させる衝撃打だった。
〇「人間じゃない」と衝撃のラリーが話題、英語実況「What!?」
24日、男子準決勝・中国―韓国戦では衝撃のラリーが生まれた。2-2の大接戦で迎えた第5試合、王楚欽が2ゲームを先取して迎えた第3ゲームだった。王楚欽のフォアハンドをイム・ジョンフンが必死に返す。後ろに距離を取り、声を上げながらも何とかラリーを続けた。スマッシュにも反応し続け、左右に大きく揺さぶられたが這いつくばるようにボールに食らいついた。
何故返せるのかわからないようなボールも返したイム・ジョンフンに、開催国・韓国のファンは騒然。計30本近く打ちあった末に、最後は王楚欽がポイントを取った。国際映像の英語実況も思わず「What!?」と仰天。X上の日本ファンも「2人とも人間じゃないわ」「間違いなく世界最高ラリーの一つ」などと驚きの声を上げていた。
(THE ANSWER編集部)