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大谷翔平は「怪物級の1年送る」 手術明けの1年を知る元コーチが太鼓判押す理由「エ軍では…」

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手をエンゼルス時代に指導した打撃コーチが、今季の活躍に太鼓判を押した。米カリフォルニア州地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」は「向上の準備万端? オオタニが2024年さらに大きな攻撃面の脅威になれる理由」と題する記事を掲載。トミー・ジョン手術明けの2019年シーズンを見届けた元コーチが、「ショウヘイはモンスターな1年を送ると思う」とお墨付きを与えている。

ドジャースの大谷翔平【写真:Full-Count/荒川祐史】
ドジャースの大谷翔平【写真:Full-Count/荒川祐史】

エンゼルスで2019年から4年間打撃コーチ務めたジェレミー・リード氏

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手をエンゼルス時代に指導した打撃コーチが、今季の活躍に太鼓判を押した。米カリフォルニア州地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」は「向上の準備万端? オオタニが2024年さらに大きな攻撃面の脅威になれる理由」と題する記事を掲載。トミー・ジョン手術明けの2019年シーズンを見届けた元コーチが、「ショウヘイはモンスターな1年を送ると思う」とお墨付きを与えている。


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 大谷は昨年行った右肘手術の影響で、今季は打者に専念する見通しだ。思い起こされるのはメジャー2年目だった2019年シーズン。トミー・ジョン手術明けで投球はできず、打者としても1か月ほど出遅れた。この年から2022年までエンゼルスの打撃コーチを務めたジェレミー・リード氏は、地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」の取材に対し、「身体的な面で制限が出てくるかどうか分からなかった」と当時の状況の不確かさを回顧した。

 しかし、蓋を開けてみれば大谷は新人時代の2018年よりも優れた打率.286をマーク。打数が58減ったにもかかわらず、本塁打18本、長打43本は前年と遜色ない数字だった(2018年は本塁打22本、長打45本)。リード氏は「あの怪我がありながらそれでも打てるというのは、かなり目を丸くさせるものだった」と驚嘆。「ショウヘイについて言えることは、彼ができるか否かをあなたがが疑い始めた途端、彼はあなたが間違っていることを証明してしまうことだ」と、疑念を払拭してきたことを称えた。

 4年間大谷を間近で見てきた結果、「彼には二度と制限は設けないよ。彼はそれだけ優れているんだ」と絶賛したリード氏。「もし彼が40本塁打40盗塁のシーズンを送っても、私は驚かない。実のところ『ああ、彼ならできると知ってたよ』って感じさ」と今季の活躍に太鼓判を押した。

 メジャー屈指の強力打線を誇るドジャースに移籍したことも、成績向上を期待できる要素であるとリード氏は指摘する。「(アナハイムで)彼の周囲を打っていた打者を軽く見るつもりはないが、怪我の影響でアンソニー・レンドンやマイク(トラウト)がいない時があった。今は次から次へと出てくる層の厚い打線に囲まれることになる。だから投手は休むことができない」。勝負を避けられる機会が減少するとの見解だ。

 右肘手術後の対応は2019年に経験済み。打者に専念できるため、投手としての準備の負担が減る。そして新天地で勝負してもらえる可能性も高まる。リード氏は「ショウヘイはモンスターな1年を送ると思う。彼がこれまでしたことがないようなことも、バットでやってしまうと思うよ」と怪物級のシーズンを楽しみにしていた。

(THE ANSWER編集部)



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