中国の35歳レジェンド馬龍、世界卓球は最後と示唆 V11貢献「勝利で締めるのは完璧な終わり方」
世界卓球団体戦(韓国・釜山)は25日、男子決勝が行われ、中国がフランスに3-0で勝利。大会11連覇を達成した。試合後、世界ランク3位で5つの五輪金メダルを獲得している35歳・馬龍が世界卓球は今大会が最後であることを示唆。「今回の大会は特に忘れられない」と特別な大会だったことを表現している。
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世界卓球団体戦(韓国・釜山)は25日、男子決勝が行われ、中国がフランスに3-0で勝利。大会11連覇を達成した。試合後、世界ランク3位で5つの五輪金メダルを獲得している35歳・馬龍が世界卓球は今大会が最後であることを示唆。「今回の大会は特に忘れられない」と特別な大会だったことを表現している。
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中国が2-0と11連覇に王手をかけた第3試合。馬龍は世界ランク30位のシモン・ゴーズィと対戦した。立ち上がりは相手にペースを奪われ、第1ゲームを7-11で先取される展開。それでも第2ゲームからは調子を取り戻し、相手を翻弄した。雄叫びを上げる気迫のプレーで、第2ゲームは11-2と圧倒。そのまま勢いに乗り、第3ゲームを11-4、第4ゲームを11-6で制し、中国の優勝を決めた。
WTTは試合を終えた馬龍のコメントを伝えており、「私にとってどの世界選手権も思い出に残るものだが、今回のは特に忘れられない」と今までにない特別な大会であったとしている。「これが私の最後の世界選手権大会になる可能性がある。この勝利で締めくくれるのは、完璧な終わり方だ」と最後の世界卓球になることを示唆。後輩の成長を目の当たりにしてきたチーム最年長のベテランは「チームはここからさらに強くなる続けることしかないと信じている」と未来にも期待を寄せた。
35歳の馬龍は2006年、中国代表に18歳の若さで選ばれ、以降五輪で金メダル5つを獲得。16年リオデジャネイロ、21年東京と男子シングルスで史上初の五輪連覇の快挙も成し遂げてる。卓球王国・中国における最高傑作の呼び声も高い。
(THE ANSWER編集部)