Vリーグ女子最終ステージ4強決定 劇勝トヨタ車体「実感がない」埼玉上尾「全員で勝ちたい」
バレーボールのVリーグ1部女子ファイナルステージ準々決勝が24日、東京・大田区の片柳アリーナで行われ、レギュラーラウンド(RR)6位のトヨタ車体クインシーズと同4位の埼玉上尾メディックスが25日の準決勝に進んだ。
Vリーグ1部女子ファイナルステージ準々決勝
バレーボールのVリーグ1部女子ファイナルステージ準々決勝が24日、東京・大田区の片柳アリーナで行われ、レギュラーラウンド(RR)6位のトヨタ車体クインシーズと同4位の埼玉上尾メディックスが25日の準決勝に進んだ。
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トヨタ車体はRR3位の久光スプリングスと対戦した。今季RRで1セットも奪えず連敗した相手をフルセット(25-23、23-25、24-26、25-20、15-13)で撃破。鴫原ひなた主将(22)は「信じられない。本当に勝ったのか、実感がない」と話した。
過去10季で5回も優勝している強豪に対して、過去最高は3位。「勝つ気持ちはあったけれど、難しいとは思っていました。この場に立てることに感謝して、悔いのないようにと思ってプレーしました」と、鴫原は「格上」からの勝利を振り返った。
ファンヘッケ・リセ(31)が両チーム最多36点と爆発した。「相手の方がプレッシャーを感じていた。我々はのびのびできた」と話し「ビハインドを負っても、最後まであきらめずにプレーできた」と胸を張った。
高橋悠監督の「秘策」も当たった。ストレート負けした過去2戦からローテーションを変更。先行されることを覚悟で、リセをアダムス・マッケンジー(32)とのマッチアップから外した。過去2戦止められていたリセは「ローテーション変更に助けられた」と笑顔をみせた。
準決勝では連覇を狙うRR2位のNECレッドロケッツと対戦する。「久光戦に集中していたので、これから考えます」と高橋監督。鴫原も「次のことは頭になかった」と言いながらも「今日の試合は自信になったし、チームが1つになれた。次も頑張りたい」とチーム初の決勝進出を目指して話していた。
埼玉上尾は、3-1(25-21、26-28、25-18、25-23)でRR5位のデンソー・エアリービーズを破った。山岸あかね主将は「苦しい場面で我慢できた」と勝因を口にし、RR22戦全勝で1位のJTマーヴェラスに挑む準決勝に向けて「厳しい戦いにはなるだろうけど、全員で勝ちたい」と話していた。(荻島 弘一)
(THE ANSWER編集部)