全裸計量の挑戦者に指摘 トリプル世界戦の“主役”井上拓真「減量ちょっとキツそうだなと」
ボクシングのトリプル世界戦が24日、東京・両国国技館で行われる。23日は都内で前日計量が行われ、メインイベントのWBA世界バンタム級(53.5キロ以下)王者・井上拓真(大橋)は53.4キロ、挑戦者の同級9位ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)は53.4キロで一発パス。初防衛に向け、拓真は「相手が強い方が自分はワクワク感がある」と闘志をみなぎらせた。興行はAmazon プライム・ビデオで生配信される。戦績は28歳の拓真が18勝(4KO)1敗、32歳のアンカハスが34勝(23KO)3敗2分。
Amazon プライム・ビデオで生配信
ボクシングのトリプル世界戦が24日、東京・両国国技館で行われる。23日は都内で前日計量が行われ、メインイベントのWBA世界バンタム級(53.5キロ以下)王者・井上拓真(大橋)は53.4キロ、挑戦者の同級9位ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)は53.4キロで一発パス。初防衛に向け、拓真は「相手が強い方が自分はワクワク感がある」と闘志をみなぎらせた。興行はAmazon プライム・ビデオで生配信される。戦績は28歳の拓真が18勝(4KO)1敗、32歳のアンカハスが34勝(23KO)3敗2分。
先に計量台に乗った王者の拓真は、無駄がそぎ落とされ、腹筋がくっきりと割れた肉体を披露。一発パスし、両腕の力こぶしを見せつけた。ジャージを5、6枚も重ね着したアンカハスは、下着姿で計量台に乗ったが、一度降りて全裸に。なんとかクリアすると、笑顔で握手を交わした。恒例のフェイスオフでは12秒睨み合った。
拓真は「めちゃくちゃ順調です」と余裕の表情。アンカハスについては「減量、ちょっとキツそうだなと思いました」と印象を明かしつつ、「油断することなく」と強調した。対するアンカハスは「(拓真の)コンディションが良さそうなので、2人で良い試合をしたい」と誓った。
2階級4団体統一を果たした尚弥(大橋)を兄に持つ拓真は、メインイベントとして“主役”を任された。当初は昨年11月に開催予定だったが、自身の肋骨骨折で延期に。決戦へ「めちゃくちゃ楽しみです。相手が強い方が自分はワクワク感があります」と気持ちを高めた。「過去イチの強敵」とするIBF世界スーパーフライ級王座9度防衛を誇る挑戦者に勝てば、一気に評価が上がる可能性もある。
「展開としては何もさせないのが理想。(アンカハスは)元世界王者ですし、その相手に何もさせずに勝ちたいというのはあります。(進化した攻撃は)手応えがあるし、それも含めて明日の試合が楽しみ」と完封を宣言。バージョンアップした姿も「見せられると思います」と力を込めた。
リカバリーも「いつも通り」とペースを崩さず。「これから(行きつけの和食料理店)金谷に行きます。金谷で父の“シンゲタン”を食べます」と父・真吾トレーナーのサムゲタン風特製鍋料理で回復予定。試合会場近くには宿泊せず、「座間から行きます」と地元から出陣する。
○…興行は「Prime Video presents Live Boxing」の第7弾として行われる。拓真戦以外では、WBC世界バンタム級タイトルマッチで同級1位・中谷潤人(M.T)が王者アレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ)に挑戦。WBO世界スーパーフライ級王座決定戦では、同級1位・田中恒成(畑中)が同級2位クリスチャン・バカセグア(メキシコ)と激突。バンタム級8回戦では、ジョナス・スルタン(フィリピン)と日本同級3位・増田陸(帝拳)が対戦する。この日はそれぞれ計量をパスした。
(THE ANSWER編集部)