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世界最速4階級制覇へ、田中恒成の「心・技・体」が完成 「大事なのはブレずに立ち向かうこと」

ボクシングのトリプル世界戦が24日、東京・両国国技館で行われる。22日は都内のホテルで公式会見が開かれた。WBO世界スーパーフライ級王座決定戦に臨む同級1位・田中恒成(畑中)は、同級2位クリスチャン・バカセグア(メキシコ)らと出席。世界最速21戦目での4階級制覇へ、決意を語った。興行はAmazon プライム・ビデオで生配信される。戦績は28歳の田中が19勝(11KO)1敗、26歳で世界初挑戦のバカセグアが22勝(9KO)4敗2分け。

田中恒成【写真:編集部】
田中恒成【写真:編集部】

Amazon プライム・ビデオで生配信

 ボクシングのトリプル世界戦が24日、東京・両国国技館で行われる。22日は都内のホテルで公式会見が開かれた。WBO世界スーパーフライ級王座決定戦に臨む同級1位・田中恒成(畑中)は、同級2位クリスチャン・バカセグア(メキシコ)らと出席。世界最速21戦目での4階級制覇へ、決意を語った。興行はAmazon プライム・ビデオで生配信される。戦績は28歳の田中が19勝(11KO)1敗、26歳で世界初挑戦のバカセグアが22勝(9KO)4敗2分け。

 待ちわびた世界戦が目前に迫ってきた。田中は選手紹介で名前をコールされると、笑みを浮かべながらカメラにファイティングポーズ。写真撮影では右手の指を4本立て、4階級制覇をアピールした。「フィジカルも、メンタルも、4階級制覇する状態になっている。相手は勇敢でどんどん出てくるファイター。激しい試合になると思う」と激闘を覚悟した。

 田中は2020年大晦日、WBO同級王者だった井岡一翔(志成)に8回TKO負け。ダウンを2度奪われた後、みたび左フックを合わせられ、よろけたところでレフェリーに止められた。完敗、しかもプロ12戦目で初黒星。アマチュア時代から名を馳せ、プロでも世界最速タイ12戦目での3階級制覇などエリート街道を走ってきただけにショックは大きかった。

 1年後の再起戦は石田匠に10回判定勝ち。4連勝で再び4階級制覇挑戦までこぎつけた。トレーナーも父・斉氏から変更。井岡戦以降は防御を磨いてきた。目標は4階級制覇と4団体統一。WBA王座を持つ井岡も当然ターゲットに入る。4階級制覇なら井岡、井上尚弥に続く日本人3人目。しかも、元世界6階級制覇王者オスカー・デラホーヤ(米国)の24戦を上回る史上最速21戦目での達成となる。

 勝利に必要なこととは。「大事にしているのは、試合まで、試合中もどんなイレギュラーが起きようとブレずに立ち向かうこと。3年間、世界王者になるのを待ってくれている自分のファンの方に、必ず勝って世界王者になるというのを見せることをどんな状況でも忘れないことです」。相手は世界初挑戦。警戒感を滲ませる表情には自信も見え隠れした。

「(相手は)この試合に懸けてくるものは強いと思う。映像にはない初めて出てくるもの、そういう気持ちによって変化することもあると加味して、映像だけの彼と試合をしないこと。試合当日の彼と試合をすることを意識してきた」

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