ボクシング会見でまさかの珍事 挑戦者にTシャツ贈呈された井上拓真が苦笑、メイン興行へ「良い内容で勝利を」
ボクシングのトリプル世界戦が24日、東京・両国国技館で行われる。22日は都内のホテルで公式会見が開かれ、メインイベントのWBA世界バンタム級王者・井上拓真(大橋)は挑戦者の同級9位ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)らと出席。初防衛戦へ、「しっかり良い内容で勝ちを収めたい」と自信を見せた。興行はAmazon プライム・ビデオで生配信される。戦績は28歳の拓真が18勝(4KO)1敗、32歳のアンカハスが34勝(23KO)3敗2分。
Amazon プライム・ビデオで生配信
ボクシングのトリプル世界戦が24日、東京・両国国技館で行われる。22日は都内のホテルで公式会見が開かれ、メインイベントのWBA世界バンタム級王者・井上拓真(大橋)は挑戦者の同級9位ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)らと出席。初防衛戦へ、「しっかり良い内容で勝ちを収めたい」と自信を見せた。興行はAmazon プライム・ビデオで生配信される。戦績は28歳の拓真が18勝(4KO)1敗、32歳のアンカハスが34勝(23KO)3敗2分。
挑戦者からプレゼントをもらうまさかの珍事が起きた。会見後の写真撮影。拓真はアンカハスと横並びになった。ポーズを取って一通り対応すると、アンカハスからTシャツをプレゼント。自身の顔がいくつもプリントされたオリジナルデザインだった。少し顔を赤らめながら笑顔でお辞儀し、拓真も苦笑いしながら握手した。
友好的な場面もあったが、拓真は「試合映像は何個か見た。相手選手を想定してしっかり練習もできた。試合は、やっぱり当日対峙してみないとわからない。いろいろ想定して練習を積み重ねてきた」と準備万端をアピール。「練習でも過去イチの仕上がり。過去イチ最強の相手なので、気を引き締めて最後まで戦って必ず勝ちたい」と初防衛を誓った。
2階級4団体統一した尚弥を兄に持つ拓真は、兄が返上したWBA世界バンタム級王座を昨年4月に獲得。今回はメインイベントの大役を任された。「すごく嬉しい。メインイベントととしてしっかり良い内容で勝ちを収めたい」。当初は昨年11月に開催予定だったが、自身の肋骨骨折で延期に。IBF世界スーパーフライ級王座を9度防衛したアンカハスを迎え撃つ。
この日のアンカハスは革ジャンにサングラス姿。ステージに上がると、拓真陣営の大橋秀行会長にお辞儀するなど終始笑顔で体調の良さを感じさせた。「減量も問題ない。タクマ選手もコンディションが素晴らしいと言っているので最高の試合ができる状況が整ったと思う」と気合い。「常に勝利に対して貪欲であることは確かだが、現在フィリピンに世界王者が不在であるという事実が、自分自身を、さらにハングリーにしてくれている。この強い気持ちで勝ちたい」と国を背負う覚悟を示した。
○…興行は「Prime Video presents Live Boxing」の第7弾として行われる。セミファイナルでは、元世界2階級制覇王者・中谷潤人(M.T)が、WBC世界バンタム級王者アレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ)に挑戦。WBO世界スーパーフライ級王座決定戦では、同級1位・田中恒成(畑中)が同級2位クリスチャン・バカセグア(メキシコ)と激突。バンタム級8回戦では、ジョナス・スルタン(フィリピン)と日本同級3位・増田陸(帝拳)が対戦する。
(THE ANSWER編集部)