世界卓球団体戦で危なげなく8強入り

　世界卓球団体戦（韓国・釜山）は21日に男女の決勝トーナメント2回戦が行われ、日本女子はクロアチアに3-0で勝って今夏のパリ五輪出場権を獲得した。1次リーグから5試合連続での3-0勝利というほぼ完璧な内容。中国メディアは「当然の結果」としたうえで「他のチームには日本女子チームの優勝に向けた前進を阻むことはできないだろう」と日本の強さを表現している。

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　危なげない試合運びでパリ五輪出場権を手にした日本女子。1番手の早田ひなが11-4、11-8、11-7であっさり勝つと、2番手の張本美和も快勝し、3番手の平野美宇は3ゲームでわずか6点しか取られない圧巻のストレート勝ちを収めた。この試合の後には男子もオーストリアを3-0で下し、男女揃っての五輪出場権獲得となった。

　この結果を中国の専門メディア「卓球ネット」は「中国チームに次ぐ実力を持つ日本の強さは誰の目にも明らかだ。決勝トーナメントの相手チームクロアチアの実力は平均的なものであり、日本にとってこの試合にはほとんど不安はなかったはずだ。パリ五輪の代表である早田ひな、張本美和、平野美宇が3人そろって3-0で試合を終えたが、これは当然の結果であった」と順当な結果だと評した。

　日本の3選手を個別に評価する中で、張本については「ゲームが進むにつれて楽々とプレーするようになり、コースもはるかに自在になって、猛烈な勢いで突っ込むことがなくなった。この選手は急速に上達しているようだ」と成長力に注目する記述もあった。

　メダルが懸かる22日の準々決勝で日本はルーマニアと対戦。同メディアは「ルーマニアはヨーロッパチャンピオンを擁しており、日本にもある程度の圧力にはなるだろう」としながらも「しかし、日本女子は全体としての実力があまりにも高い。他のチームには日本女子チームの優勝に向けた前進を阻むことはできないだろう」と日本女子の強さに一目置いているようだ。