松山英樹9勝目の裏にキャディーの“善行” 同伴選手の相方が感謝「2回もバッグを運んでくれた」
現地18日まで米カリフォルニア州で行われた米男子ゴルフツアーのジェネシス招待は、最終日に松山英樹(LEXUS)が6打差を大逆転し、アジア勢最多となる米通算9勝目を挙げて幕を閉じた。多くの称賛が寄せられる中、最終日に同組で回った米選手のキャディーは松山のバックを担いだ早藤将太キャディーとのエピソードを公開。ラウンド中のやり取りを英専門メディアが紹介している。
9勝目を挙げたジェネシス招待
現地18日まで米カリフォルニア州で行われた米男子ゴルフツアーのジェネシス招待は、最終日に松山英樹(LEXUS)が6打差を大逆転し、アジア勢最多となる米通算9勝目を挙げて幕を閉じた。多くの称賛が寄せられる中、最終日に同組で回った米選手のキャディーは松山のバックを担いだ早藤将太キャディーとのエピソードを公開。ラウンド中のやり取りを英専門メディアが紹介している。
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3日目を終えて首位と6打差の7位につけていた松山は最終日、同じく7位グループのJ.T.ポストン(米国)とのペアリングでラウンド。出だしから3連続バーディー、後半にも2度の3連続バーディーと猛チャージで逆転し、約2年ぶりの優勝を飾った。
ポストンのキャディーを務めていたアーロン・フレナー氏は自身のX(旧ツイッター)で松山を祝福。「ヒデキは今日、1番のティーショットで3番ウッドでシャンクしてしまい、そして9打差で我々を負かした」と出だしでミスを犯しながらもぶっちぎった松山に舌を巻いていた。
続けて「彼(ヒデキ)とキャディーのショウタにもおめでとう! ショウタはグリーンから次のティーグラウンドまで2回も私のバッグを運んでくれた」と早藤キャディーの“親切”にも感謝の言葉を記した。
投稿文面には、「11番グリーンから12番ティーまで運んでと(早藤キャディーに)お願いしたが、丁重に断られた」との文面も添えられていたが、意味を理解できないファンもいた様子。英ゴルフ専門メディア「ゴルフ・マジック」は、背景を記事で伝えている。
親切にしてくれた早藤キャディーに、11番グリーンから12番ティーグラウンドまでバッグを運んでほしいとお願いしたのは、フレナー氏の冗談だったという。距離は約100ヤード(91メートル)ほどあり、「2個のバッグを運ぶには遠すぎる。だから冗談でお願いしてみたんだよ」と明かしている。
優勝した松山は別格のスコアを出したとはいえ、ポストンも上がり2ホールで連続バーディーと見せ場を作ってトップ10フィニッシュ。フレナー氏が明かしたエピソードを見る限り、松山とポストンの組はキャディーを含め、いい雰囲気でラウンドしていたようだ。
(THE ANSWER編集部)