三笘薫に悪質タックルの相手DF、人種差別の訴えを所属クラブ支持「強く非難」「調査に乗り出す」
サッカーの英1部プレミアリーグでプレーする日本代表MF三笘薫(ブライトン)が18日(日本時間19日)、シェフィールド・ユナイテッド戦で前半11分に悪質なタックルを受けた。一発レッドで退場となった相手DFメイソン・ホルゲートは、日本時間21日にSNSを更新。人種差別を受けたことを明かしたが、所属クラブもホルゲートの訴えを支持している。
三笘へのタックルで退場になったDFホルゲート
サッカーの英1部プレミアリーグでプレーする日本代表MF三笘薫(ブライトン)が18日(日本時間19日)、シェフィールド・ユナイテッド戦で前半11分に悪質なタックルを受けた。一発レッドで退場となった相手DFメイソン・ホルゲートは、日本時間21日にSNSを更新。人種差別を受けたことを明かしたが、所属クラブもホルゲートの訴えを支持している。
ホルゲートは前半11分、三笘が左サイドでボールを受けようとしたところに、足を上げたタックルで飛び込んだ。激しい接触で、三笘は苦悶の表情。一度はイエローカードが提示されたが、VARが介入した結果、ホルゲートの右足裏が三笘の左膝を直撃しているとしてレッドカードに変更。そのまま退場させられた。
危険なタックルは日本のみならず、海外でも批判の的に。試合から2日が経過し、ホルゲートは自身のインスタグラムで「週末にチームメイト、クラブ、ファンを落胆させたことについてだけ謝罪する」と記したが、「でも、ここ48時間は受け止めるのが難しかった…。継続的な人種差別をSNSで受けた…。これがそのメッセージのいくつかだ!」ともつづった。投稿では、ホルゲートに寄せられた心無いコメントの数々も動画でまとめられている。「スポーツや社会として、我々は人種差別に対してもっと取り組まなければいけないし、その行動には責任が伴うべきだ!」と訴えていた。
ホルゲートの投稿後、所属クラブも公式インスタグラムで声明を発表。「シェフィールド・ユナイテッドは、日曜日のブライトン戦後にホルゲートが人種差別を受けたことについて、強く非難する。我々はメイソンをサポートし、ソーシャルメディア上でこの問題に光を当てたことに喝采を送る。クラブは相応しい団体とともに調査に乗り出す。我々のスポーツに人種差別の入り込む隙間はない」としている。
クラブの投稿には海外ファンから「酷いタックルだったからと言って人種差別していいということではない」「酷いタックルだったが、人種差別はダメだ」「(人種差別は)本当に気分が悪くなる」「これは到底受け入れられない」「どれほど良い選手かに肌の色は関係ない」などとコメントが集まっていた。
(THE ANSWER編集部)