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卓球No.1が敗れた中国メディア警鐘 苦手インドの変則ラバーに「有効な対策が見つかっていない」

世界卓球団体戦(韓国・釜山)は21日から決勝トーナメントの戦いが始まる。優勝候補の中国女子は、グループリーグ(GL)でインドを相手に苦戦。世界ランク1位の孫頴莎が同155位のアイヒカ・ムカルジーに1-3で屈し、同2位の王芸迪も同49位のスリージャ・アクラにストレート負けしたがなんとか3-2で勝利している。中国メディアは決勝トーナメントを前に「インドの変則ラバーを打ち破ることができなければ、中国女子卓球の前途は多難」などと指摘している。

中国の世界1位孫頴莎を破ったインドのアイヒカ・ムカルジー【写真:ワールドテーブルテニス提供】
中国の世界1位孫頴莎を破ったインドのアイヒカ・ムカルジー【写真:ワールドテーブルテニス提供】

世界卓球

 世界卓球団体戦(韓国・釜山)は21日から決勝トーナメントの戦いが始まる。優勝候補の中国女子は、グループリーグ(GL)でインドを相手に苦戦。世界ランク1位の孫頴莎が同155位のアイヒカ・ムカルジーに1-3で屈し、同2位の王芸迪も同49位のスリージャ・アクラにストレート負けしたがなんとか3-2で勝利している。中国メディアは決勝トーナメントを前に「インドの変則ラバーを打ち破ることができなければ、中国女子卓球の前途は多難」などと指摘している。


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 GL首位突破を果たした中国だが、インドとの初戦では冷や汗をかいた。第1試合から波乱。エースの孫がムカルジーに1-3でまさかの敗戦。続く第2試合では同4位の王曼昱が3-1で勝利したが、第3試合では世界2位の王芸迪が同49位アクラに0-3のストレート負け。第4試合は孫が、第5試合は王曼昱が取り、何とか白星を掴んだものの、世界の卓球ファンが驚く結果だった。

 中国の専門メディア「卓球ネット」は「インドの変則ラバーを打ち破ることができなければ、中国女子卓球の前途は多難」との見出しで記事を掲載した。「卓球は中国の『国技』であり、国際的なスポーツの舞台で長年、中国を代表する輝かしい『名刺』のような役割を果たしてきた。しかし、最近、その卓球の世界にも微妙な変化が生じている」と警鐘を鳴らしている。

 中国女子がインドを相手に苦戦したのはこれが初めてではなく、2022年のアジアカップで陳幸同がバトラーに敗れたほか、23年の杭州アジア大会の女子ダブルスでは陳夢、王芸迪を相手に番狂わせを演じたインドペアが銅メダルを獲得したことを記事では紹介。「近年、インド卓球は驚くべきスピードで進歩をとげ、独特なプレースタイルと目新しいトレーニング方法を通して、国際的な試合で次々と優れた成績をあげている」とインド卓球の成長ぶりを指摘している。

 インドの躍進を支えているのは「変則ラバー」だとも分析。「あまり一般的ではない、特殊なやりかたで『めったやたらに名手をやっつける』彼女たちは決して軽視できない存在だ」と警戒心を強めている。特殊なラバーの特徴は「ラケットに弾力性と回転を与え、打ち出されたボールの軌跡は予測不能」としている。

「(特殊ラバーは)相手にはきわめて大きな負担となる。これに対して、中国チームはどうやら有効な対応策が見つかっていないようだ。伝統的なプレースタイルや技術でこうした『変則的打法』に対応するのはいかにも不十分だし、中国は若い選手の成長でも世界的な競争に追いついていない」

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