NASCAR開幕戦「デイトナ500」決勝

　19日（日本時間20日）に行われた米国の自動車レースシリーズ「NASCAR」の開幕戦「デイトナ500」（米フロリダ州デイトナビーチ）の決勝レースで、20台近くのマシンが絡む大クラッシュが発生した。レース終盤に起こったアクシデントをNASCAR公式X（旧ツイッター）が動画で公開。米メディアは優勝者を「クラッシュだらけのフィニッシュで勝利」と報じている。

【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今　2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
（W-ANS ACADEMYへ）

　一瞬で隊列が崩れた。残り7周となった最終盤、4番手を走行していた車が内側によれて2番手のマシンに接触。これでバランスを崩した2番手のマシンは制御を失うと、そのまま横転した。外側のフェンスまで流れると行き場を失った後続が次々と衝突。それとは別に、内側で急な進路変更を余儀なくされたマシンも横転し、出走40台のほとんどが大クラッシュに巻き込まれた。

　NASCAR公式X（旧ツイッター）は「フィールド前方でトラブル発生！」とつづって動画を公開。海外ファンから「ヘンドリックスが衝突を起こしただと？ショックだ」「なんてことだ。これは怖い」「みんなが無事なことを祈る」「なんと、レーストラックが混雑したビーチに変わってしまった！」「オーマイガー」「ここで見るのをやめたよ」「これはクレイジーだった」「何台の車が巻き込まれたんだ」「悲痛だわ」といったコメントが寄せられた。

　米ヤフースポーツは「デイトナ500の結果：ヘンドリックモータースポーツ40周年記念でウィリアム・バイロンがクラッシュだらけのフィニッシュで勝利」との見出しで記事を公開。「193周目の事故は、バイロンが2位でフィニッシュしたチームメイトのアレックス・ボウマンからの大きなプッシュを受けたことがきっかけで、横転してブラッド・ケセロウスキーに衝突し、大規模なクラッシュの連鎖を引き起こした」と報じた。

　このクラッシュでレースは残り6周から再スタート。最終4ラップで先頭に立ったウィリアム・バイロン（ヘンドリック）が初のデイトナ500優勝を飾った。