揺れる韓国サッカー界の加速的衰退を予想 中国専門家「東アジアの光は、やはり日本を見るべき」
韓国サッカー界が揺れている。今月まで開催されたアジアカップでは64年ぶりの優勝を目指したが、4強で敗退。準決勝の前夜には主力選手たちのいざこざがあり、主将ソン・フンミンが右手の指を負傷する事態まで起きた。同国サッカー協会は16日の「サッカー代表チーム事案関連役員会議」で、ユルゲン・クリンスマン監督の解任を決定。この騒動には中国の専門家も「韓国サッカーの後退が始まる」と指摘している。
アジアカップの内紛&監督解任で激震
韓国サッカー界が揺れている。今月まで開催されたアジアカップでは64年ぶりの優勝を目指したが、4強で敗退。準決勝の前夜には主力選手たちのいざこざがあり、主将ソン・フンミンが右手の指を負傷する事態まで起きた。同国サッカー協会は16日の「サッカー代表チーム事案関連役員会議」で、ユルゲン・クリンスマン監督の解任を決定。この騒動には中国の専門家も「韓国サッカーの後退が始まる」と指摘している。
アジアカップでは4強に終わった韓国。0-2で敗れた準決勝ヨルダン戦の前夜、夕食を終えたイ・ガンインが卓球をするために席を立ったところで、食事を選手の団結の場としたかったソン・フンミンが咎めていざこざに発展。その過程でソン・フンミンが負傷したと韓国メディアに報じられている。
イ・ガンインは自身のSNSで謝罪し、法定代理人が一部報道を否定する事態に。さらに16日にはクリンスマン監督の解任が決まった。以前から疑問視されていた采配面などに加え、今回の“内紛”を制御できなかったことも一因だとされている。
激震が走った韓国サッカー界に対して、中国からも関心が寄せられている。同国版SNS「ウェイボー」では、著名なスポーツ評論家の黄健翔氏が「韓国に内紛があったとのニュースを聞いて、なぜあれだけ苦労していたのか、ついに分かった」とアジア杯敗退に納得した様子の意見を記した。
「内部に問題を抱えたチームは、選手の間にわだかまりがあるため、なめらかで、効率的で、理にかなった戦術を打ち出すことはできないものだ」と指摘。個人的な意見として、韓国サッカーが「今後10年、20年の間、下り坂を加速度的に下っていくのではないかと思っている」とも記した。