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「ハンガリー戦後から生きた心地がしなかった」 女子バスケ日本の元気印を甦らせた同級生の絆

11日までハンガリー・ショプロンで行われた女子バスケットボールのパリ五輪世界最終予選で、3大会連続の五輪出場を決めた女子日本代表が13日に帰国し、記者会見を行った。攻撃を牽引した馬瓜エブリンは、敗れたハンガリー戦後のエピソードを告白。「同級生に励まされた大会だった」と振り返った。

パリ五輪世界最終予選で攻撃を牽引した馬瓜エブリン【写真:(C)FIBA】
パリ五輪世界最終予選で攻撃を牽引した馬瓜エブリン【写真:(C)FIBA】

ハンガリー戦後のエピソードを会見で明かす

 11日までハンガリー・ショプロンで行われた女子バスケットボールのパリ五輪世界最終予選で、3大会連続の五輪出場を決めた女子日本代表が13日に帰国し、記者会見を行った。攻撃を牽引した馬瓜エブリンは、敗れたハンガリー戦後のエピソードを告白。「同級生に励まされた大会だった」と振り返った。

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 世界ランク9位の日本代表は初戦で同4位スペインを相手に86-75で勝利。パリ五輪出場権へ王手をかけたが、続く同19位ハンガリー戦には敗れ、同5位カナダとの最終戦に全てを懸けることに。“死の組”と呼ばれた厳しいグループ。重圧は相当だったようだ。

 日本バスケットボール協会の公式YouTubeチャンネルでも公開された会見で、エブリンは「正直、ハンガリー戦の後から生きた心地がしませんでした」と当時の心情を回顧。ハンガリーに敗れた後のミーティングで、同じ28歳の宮崎早織からの言葉で刺激を受けたという。

「原文そのまま言わせてもらいますが、『お前の吠えが必要だ』と(笑)。『お前の吠えがハンガリー戦では足りなかった』と言ってもらえた。同級生に励まされた大会だったと思っています」

 元気印として甦ったエブリンは、カナダ戦でチーム最多タイ21得点の躍動。86-82で勝利し、見事五輪切符を獲得した。女子が東京五輪で銀メダル獲得、男子が昨年のワールドカップで3勝するなど、世界を相手に力を示している。

「バスケットでこれから頑張っていきたいと思っている子どもたちのためにも、つないでいかなければいけないと。そのつながりを決して途切れさせてはいけないなと思っていたので、そういう意味でも私たちがここでカナダに勝たなければいけないと思いました」

 未来のバスケットボール界を背負う子どもたちへの思いを語ったエブリンも、東京五輪の銀メダルメンバー。2022年7月に休養を発表してから約1年後、競技に復帰した。この会見でも持ち前の明るさを発揮し、幾度となく会場を笑いで包んでいた。妹のステファニーも日本代表で、パリ五輪でも姉妹での活躍が期待される。

(THE ANSWER編集部)

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