3月17日にドジャースとキウムは練習試合を行う

　米大リーグのドジャースは、3月20日に韓国・ソウルでパドレスと開幕戦を戦う。10年総額7億ドル（約1014億円＝契約当時）という史上最高額で加わった大谷翔平投手に注目が集まる中、韓国プロ野球の選手からも、生で大谷のプレーを見てみたいという声が続いている。

【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今　2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
（W-ANS ACADEMYへ）

　韓国プロ野球キウムの2年目、19歳キム・ゴンヒ投手の場合は、より切実だ。「（大谷に）会いたいです。本当に会いたいです」と2度も繰り返したのだという。

　韓国紙「スポーツソウル」が伝えている。「2度も強調した。キム・ゴンヒは大谷翔平に本当に会いたいのだと言った」と報じる記事はその理由を「キム・ゴンヒは“韓国の大谷”と呼ばれている投打兼業選手だからだ。プロ1年目だった昨季は、投手としても打者としても強い印象を残すことはできなかったが、キウムが愛情をかけて大切に育てている有望株だ」と紹介している。

　11日に台湾・高雄で行われるキャンプに出発する際「大谷選手に本当に会いたいのですが……」と口にしたキム・ゴンヒが狙うのは、3月17日にキウムが本拠地の高尺スカイドームでドジャースと行う練習試合。記事は「1軍の精鋭メンバーが出ると予想される」としている。

　キム・ゴンヒは短期的な目標をそのタイミングで1軍にいることに置いている。ただ今は「その時、私が1軍にいるかわからないので……」とまだ、生き残りに自信を持てていない。

　高卒後ドラフト1位でキウム入りし、投打二刀流でプレーした。昨季投手としては3試合に登板し2回5失点。ボールは速いが、許した6安打のうち2本が本塁打だった。打者としては9試合で11打数2安打。今季も投打二刀流を続ける予定だ。185センチの長身で、最速151キロで平均球速も146～147キロと、スケール感たっぷりの大型右腕。キャンプで1軍に生き残り、大谷との対面は叶うだろうか。