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男女バスケ日本の五輪切符に中国羨望「認めないわけには…」 学ぶべき「寛容さ」の分析も

パリ五輪出場権をかけた女子バスケットボールの世界最終予選・最終戦が11日にハンガリーのショプロンで行われ、世界ランク9位の日本代表は同5位カナダに86-82で勝ち、3大会連続の五輪出場を決めた。他会場で行われた今回の予選で、日本同様に出場権を獲得した中国のファンも「快挙だ」「死の組突破はすごい」など日本の戦いぶりを称賛。勝因として「勝っても負けても皆、笑顔を絶やさない」「心に負荷がかかっていないチーム」といった分析も示されている。

3大会連続の五輪本戦出場を決めた女子バスケットボール日本代表【写真:(C)FIBA】
3大会連続の五輪本戦出場を決めた女子バスケットボール日本代表【写真:(C)FIBA】

日本同様に女子バスケでパリ五輪出場権を獲得した中国

 パリ五輪出場権をかけた女子バスケットボールの世界最終予選・最終戦が11日にハンガリーのショプロンで行われ、世界ランク9位の日本代表は同5位カナダに86-82で勝ち、3大会連続の五輪出場を決めた。他会場で行われた今回の予選で、日本同様に出場権を獲得した中国のファンも「快挙だ」「死の組突破はすごい」など日本の戦いぶりを称賛。勝因として「勝っても負けても皆、笑顔を絶やさない」「心に負荷がかかっていないチーム」といった分析も示されている。

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 最終予選で世界ランク4位のスペインを破り、第2戦の地元ハンガリー戦は敗れたものの、最終戦で同5位のカナダに競り勝った日本。ハンガリー会場での1位を確定させて、五輪切符を掴んだ。国際バスケットボール連盟(FIBA)は公式サイトで日本の戦いぶりを称賛し、海外メディアからも賛辞を送られるなど、東京五輪銀メダルの力を改めて証明した。

 中国メディア「ジーボーバ」は「悲しい! 日本は男女バスケットがそろって『死の組』から五輪切符を手に」との見出しで記事を掲載。「中国女子バスケはパリ五輪出場が決まったが、男子バスケはパリ五輪とは無縁となった」と報じ、自国代表は日本のように男女アベック出場が叶わなかったことに触れた。

 この記事に中国人ファンからは「日本の女子バスケは死の組を突破したのだから凄い」「これは日本の快挙だ」「日本はバスケットボールも強い。これは認めないわけにはいかない」など称賛の声が。中国が女子のみの出場となったことについては「悲しすぎる」「つらすぎる」といった悲嘆するコメントが寄せられた。

 また、中国のニュースメディア「捜狐(SOHU)」では、今回の日本女子代表の雰囲気にもスポットを当てた分析も見られる。「日本の女子バスケは最も心理的プレッシャーのないチームだと思う。彼女たちの試合を見ていると、中国の解説者も指摘していたが、勝っても負けても選手たちはみな笑顔を絶やさない。精神的なプレッシャーがなく、心に重荷がかかっていないチームだと感じる。コーチから選手まで、コートでの勝敗に対してとても寛容に見えるのだ」と日本の“姿勢”を指摘した。

「その点で、私たちは日本に学ぶべきだ。重荷を背負ってはならないし、選手にあまりにも大きなプレッシャーをかけてはならない。選手たちにはバスケットボールの楽しさを感じてもらい、その過程で自分を探し、世界の注目が集まる中で力を出してもらう。それで十分だ」と続けている。

(THE ANSWER編集部)


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