大谷翔平を失ったエンゼルスGMは楽観的「優勝争いしたい」 米ファンは補強に不満「また70勝だ」
米大リーグ・エンゼルスのペリー・ミナシアンGMが今シーズンに自信を覗かせた。MLB専門の米ラジオ番組に出演。昨季様々な部門でチームトップの成績を収めていた大谷翔平投手がフリーエージェント(FA)でドジャースに移籍したものの、「楽観できる理由もある」などとチーム状況の見通しを語った。
ミナシアンGMが米ラジオ番組に出演
米大リーグ・エンゼルスのペリー・ミナシアンGMが今シーズンに自信を覗かせた。MLB専門の米ラジオ番組に出演。昨季様々な部門でチームトップの成績を収めていた大谷翔平投手がフリーエージェント(FA)でドジャースに移籍したものの、「楽観できる理由もある」などとチーム状況の見通しを語った。
昨季は本塁打、打点、打率、OPS、勝利、完投など投打16部門でチームトップの成績を残してきた大谷。エンゼルスは投打の大きな柱を失ったことになるが、ミナシアンGMは前向きだ。米衛星ラジオ「シリウスXM」のMLB専門番組「MLBネットワーク・ラジオ」に出演し、「私たちは勝ちたい。優勝争いをしたい。他に負けたくない。(プレーオフ争いが過熱する)9月に意味のある試合をしたい」と2024年シーズンへ意気込んでいる。
「昨年は堅実なチームを作っていたように感じた。3か月半から4か月ほどはいいプレーをしていた。どういうわけか後半戦はうまくいかなかった。特に8月、9月は能力通りのプレーができなかった。望み通りにいかなかった」と昨季を回顧。続けて「私たちはこのグループを信じている。才能のあるグループだ」と現在の戦力へ信頼を示した。
エンゼルスは今オフ、大谷をFAで失ったものの、救援陣を中心に地道な補強を進めてきた。ミナシアンGMは「もちろん沢山の『もしも』がある。それは分かっている」と前置きしつつも、「私たちが擁している野手たち、若い先発ローテーション、ブルペンを見ていると、楽観できる理由もある」と自信を覗かせた。
昨季のエンゼルスはマイク・トラウト外野手、アンソニー・レンドン内野手といった主力が怪我に泣き、大谷も最後の1か月は負傷のため欠場。73勝89敗で地区4位に終わった。補強に不満を抱く米ファンも少なくなく、今回のGMのコメントには「昨年と基本的に同じチームから球界最高の打者を引いてちょっと良くなったブルペン陣を足しただけ。またしても醜い『もしも』の年だ。楽しみにできないね」「今オフの動きを見ていると、また70勝のシーズンだな」などと厳しい声が寄せられている。
(THE ANSWER編集部)