女子バスケ日本の技術とスピードにカナダ主力も脱帽「ガードするのが難しく、スリーが上手なの」
パリ五輪出場権を懸けた女子バスケットボールの世界最終予選・最終戦が11日にハンガリーのショプロンで行われ、世界ランク9位の日本代表は同5位カナダに86-82で勝ち、3大会連続の五輪出場を決めた。敗れたカナダのブリジット・カールトンは「日本は本当に良いチーム」と勝者を称えるコメントが伝えられている。
パリ五輪世界最終予選
パリ五輪出場権を懸けた女子バスケットボールの世界最終予選・最終戦が11日にハンガリーのショプロンで行われ、世界ランク9位の日本代表は同5位カナダに86-82で勝ち、3大会連続の五輪出場を決めた。敗れたカナダのブリジット・カールトンは「日本は本当に良いチーム」と勝者を称えるコメントが伝えられている。
日本は前半を4点リードで折り返すと、勝負の最終クォーター残り39.7秒で山本麻衣がビッグプレー。執念でボールを拾い、体勢を崩しながらも得点して5点差をつけた。日本は山本、エブリンが21得点。宮崎早織が16得点など攻撃を牽引し、見事にパリ五輪出場を決めた。
カナダ公共放送「CBC」はこの試合で最長の38分35秒出場し、チーム最多19得点の活躍を見せたカールトンのコメントを記事で伝えている。「日本は本当に良いチーム」と称えたうえで、「私たちのグループはタフだった。本当に良い2チームを相手に、タフな2試合で負けた。一生懸命に戦ってたくさん得点したけど、日本は本当に良かった」と語っている。
日本の選手については「彼女たちはガードするのが難しくて、素早くて、スリーが本当に上手なの」と素早さとシュート技術をたたえていた。日本代表についてはカナダのビクトル・ラペーニャヘッドコーチ(HC)も「彼女たちは素晴らしいチームで、今日アメージングなプレーをし、解決策を見出していた」と語ったことがFIBA公式サイトで伝えられていた。
今大会は各グループ4チームが参加。総当たりのリーグ戦を行い、上位3チームに五輪出場権が与えられる。“死のグループ”とも評されたハンガリー会場では、最終戦の前の時点で全チームが1勝1敗で並んでいた。最終的に日本とスペインが2勝1敗、カナダとハンガリーが1勝2敗だったが、直接対決で勝利していたカナダがハンガリーを上回ってパリ五輪出場を決めた。
(THE ANSWER編集部)